話題のアニメ「あらしのよるに〜ひみつのともだち〜」の全国公開を前に、10月26日(金)、心理カウンセラーを対象にした試写会イベントがワーナー・マイカル・シネマズ みなとみらいで開催されました。

 ゲストで登場したのは、ドラマで大ブレイクした人気子役の本田望結さんと、心理カウンセラーで、NPO法人IATH 日本心理療法士協会 理事長の中居成子さん。そしてこの日の観客、全国から集まった心理カウンセラーの方々128名です。

 作品鑑賞後に感想を聞かれた望結さんは、「出会いっていうのはすごく幸せだって思ったし、オオカミとヤギが仲良くなるっていうのはすごく難しいことだなって思った」。また、「お芝居でどんなことに気を付けている?」の質問に、「(役作りより)あいさつを大事にしたい」と答え、心理カウンセラーをうならせていました。

 望結さん退出後、会場は「あらしのよるに」をさまざまな角度から心理学的に分析する場に…。肉食と草食、極端に異質なオオカミのガブとヤギのメイに友情が芽生えた理由を分析。「異質なものを排除するのではなく、  ユニークな価値があるものと考えることができたなら、いじめがなくなり、お互いの個性を尊重し合う関係がつくれるのはないか」などの意見が活発に交わされました。

 最後に中居さんは、「この物語を子どもたちが観ることによって、異質性を乗り越えた、新しい世代の子どもが誕生することを期待しています。皆さんは心理カウンセラーの立場から、ぜひこの作品を活用してほしい」と締めくくりました。