10月24日(水)、シネマート新宿にて、11月17日より全国公開される映画『ワーキング・ホリデー』の先行上映プレミアイベントが開催。主演のAKIRAをはじめ、林遼威、逢沢りな、ほんこん、ゴリ、岡本浩一監督が登場しました。

映画『ワーキング・ホリデー』は、元ヤンでホストの沖田大和(AKIRA)の元に、突然息子の進(林遼威)が現れることで巻き起こる、父と子の騒動を描いた物語。大人になりきれない青年と、子供になり切れない少年、そして二人を温かく見守る大人たち——親子の絆はもちろん、周囲の人々との絆も見どころな、ハートウォーミングな作品に仕上がっています。
お客さんで満杯の中、上映前にイベントは行われたのですが、AKIRAさんと遼威くんはなんと客席から登場! 客席は大盛り上がりです。

自己紹介の後、早速トークがはじまると、まずは司会から「撮影を振り返ってどうでしたか?」との質問が。AKIRAさんは「期間がけっこう短かったんですが、物語の設定が春休みということもあり、遼威くんと出会って撮影を重ねていくその過程が、まんま映画のようでした」とコメント。「なので僕としても、その瞬間瞬間で生まれた感情を、演技として表現していったところがありまして、遼威くんと日々を過ごしたことでちょっと父親の気持ちがわかりましたね」と、AKIRAというよりも“大和”の顔になって語ります。

また、遼威くんは遼威くんで「AKIRAさんは本当にかっこよくってびっくりしました」と素直な感想を。そして、クランクアップの日に泣いてしまった理由を訊かれると「このシーンの撮影が終わったら、全部が終わっちゃうと思って、でも絶対に泣かないようにしようと思ってたんです。なんですけど、最後にAKIRAさんの顔を見ちゃったらダメでした(笑)」と応じ、AKIRAさんとすっかり素敵な親子になっていた様子を垣間見せてくれました。

また「印象に残ったエピソードは?」という質問に、AKIRAさんは「寒い中の撮影だったんですが、ほんこんさんとゴリさんは、現場にいらっしゃるだけで一気にあたたかくなるようなパワーをいただきましたね」。その上「ほんこんさんにはいろいろ楽しい話をきかせていただきましたし、ゴリさんは本当に演技が素晴らしかったので、撮影じゃないときに眼が合っただけでも泣きそうになってました(笑)」とベタぼめ。しかし、ここでほんこんが逆襲です。「ええ青年すぎやねん! 休憩でも椅子に座らへんから、オレも座られへんくなって、おかげで腰が痛くて痛くて…高倉健か!」。

そしてゴリも「ですよね! 僕も屋上の撮影のときに、AKIRAがスタッフさんのじゃまになるからってストーブに当たらず端っこにいたとき『高倉健か!』って思いましたよ。それに彼、おかまの私をすごく意識してたんじゃないかなと思うんですよね。足を組みかえるときに覗いてたり…」。すると、これにはAKIRAさんも「してませんよ!(笑)」。

さらには、逢沢さんも「寒かったんですけど、AKIRAさんとかゴリさんに、すぐにベンチコートをかけてくださって。すごく嬉しかったですね」。すると司会者は「ほんこんさんは…?」。対してほんこんは「俺は逢沢さんとは共演するシーンないねん。それでも俺がおったら気持ち悪いやろ!(笑)」と応じますが、逢沢さんは「でも、沖縄国際映画祭ではカイロを渡してくれました」とすかさずフォロー。一転、満面の笑みを浮かべたほんこんは「…なんて? もう一回言うて(笑)」。会場を笑いに包んだのでした。

イベントの最後は、AKIRAさん演じる大和が勤めているのがホストクラブということで…本物のホストの方々が登場! ヒットを祈願してのコールが鳴り響く中、シャンパンタワーにシャンパンを注いで終了です。

〆の挨拶で「たくさんの人に楽しんでいただいて、笑顔になってもらえたら、それ以上の喜びはありません」と語ったAKIRAさん。そんな真心のこもった映画『ワーキング・ホリデー』は、11月17日(土)公開です。みなさんもぜひ劇場で、温かい気持ちに浸ってください!