シリーズ生誕50周年の節目に公開を迎える最新作『007 スカイフォール』(日本公開12月1日)のワールドプレミアが現地時間10月23日(火)夕方ロンドン市内 ロイヤル・アルバート・ホール(7000人収容)で開かれました。

本プレミアは、前作『007/カジノ・ロワイヤル』でのエリザベス女王、『007/慰めの報酬』でのウィリアム、ヘンリー両王子ご臨席に続き、チャールズ皇太子、カミラ夫人ご臨席のロイヤルプレミアとなりました。

今回は、日頃から皇太子が後援している複数の諜報機関へのチャリティ試写になっており、収益金はthe Secret Intelligence Service、 the Security Service 、 GCHQなど3つの機関の現役と退役のメンバーをサポートするために寄付されます。

シリーズ生誕50周年という節目のロイヤルプレミアということもあり、会場のロイヤル・アルバート・ホールは実に華やかな演出が用意され、鼓笛隊の演奏でゲストを出迎えたり、特設ステージが設けられ、そこに本作で久々に登場するボンドカーのアストン・マーチンDB5が置かれ、登場したゲストはその前でインタビューに答えるなど、記念すべき年に相応しいプレミアイベントなりました。

ゲストは、本作に出演したダニエル・クレイグ、ハビエル・バルデム、ジュディ・デンチ、レイフ・ファインズ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、ベレニス・マーロウ、サム・メンデス監督、プロデューサーのマイケル・G・ウィルソン、バーバラ・ブロッコリら、キャスト・スタッフが顔を揃え、その他では、『007/黄金銃を持つ男』に出演したクリストファー・リー、『007/ゴールドフィンガー』で全身に金粉を塗られたボンドガールを演じた、シャーリー・イートン、またシリーズの人気キャラクターであるマニー・ペニーを過去に、4作に渡って演じたサマンサ・ボンドら、これまで007人気を支えてきた面々が登場し会場を盛り上げました。その他では、ナオミ・キャンベルや、去年結婚しダニエル・クレイグの伴侶となったレイチェル・ワイズも来場しました。

ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグはお馴染みのタキシードに身を包み、アストン・マーチンではなく、レンジローバーに乗って会場に到着。沿道で待っていたファン約2000人の歓声に応えながらレッドカーペットへ向いました。ダニエルは、「今までで一番豪華なプレミアだと思う。(作品は)皆が全力を尽くし、また監督のサム・メンデスも素晴らしい働きをしてくれたお陰で、最高のボンド映画になった」とコメント。また、チャールズ皇太子、カミラ夫人の登場時にも、ダニエル以上の歓声があがり、英国王室の人気のほどが伺われました。

レッドカーペットイベント後は、スタッフ・キャストが劇場前で皇太子と夫人をお迎えし、ご夫妻は一人一人と丁寧に挨拶を交わされ、50年続いたシリーズと最新作の公開を祝福されました。