今年の6月に桂歌丸、三遊亭小遊三が出演した第一弾を公開し、大変好評を博しました。この度、三遊亭円楽、春風亭昇太が出演する第二弾が10月20日に公開します。今回公開を記念し、定期的に開催している女性だけの落語会「らくこのらくご」とコラボレーションし、女性限定のイベント試写会を開催致しました。本作品、ナビゲーターだけでなく、エグゼクティブ・プロデューサーを務めた林家たい平と若手きっての女性落語家、春風亭ぴっかりが登壇し、トークイベントを文化放送のメディアプラスホールで行いました。

林家たい平:
今回の落語を映画館で見る企画に関わったきっかけは、シネマ歌舞伎を映画館で見て、すっかりはまってしまったからです。生の歌舞伎とは違う楽しみ方を感じました。生の歌舞伎はなかなか良い席ではみられないので、映画館で、生の歌舞伎以上の緊張感があって楽しめた。だからと言って、映画だけではなく、生の歌舞伎をもう一度見たくなった。その時に映画館で落語をどうといわれて、是非やりたいとおもいました。地方に行くとなかなか生の落語が見られないと言われたが、映画館なら地方にもたくさんあるので、映画館で落語を楽しんでもらえたらと思ってき、今回企画しました。
春風亭ぴっかり
なかなか寄席に来られない方も多いですし、場面をカットした寄席しか見られないので、とってもこの企画はうれしいです。
林家たい平
新宿の末広亭に行くと、高い壷を買わせようとか、違う国に船でつれていかれるのではと、危うい雰囲気があるが、映画館なら気軽に行けると思います。最近は女性や若いカップルが寄席にくるようになってすごくうれしい。
春風亭ぴっかり
本当に若いカップルが見に来てくださって、うらやましいと思いながら落語しています。
林家たい平
男はもっと彼女を寄席につれてくるべきですよ。だってどんな間抜け男も落語家より間抜けにみえないから(笑)
春風亭ぴっかり
ふたつ目に昇進したばかりで、勉強会しています。女性としての落語を勉強しろと(小朝)師匠に言われています。
林家たい平
今後の作品はぴっかりちゃんにも出て欲しい。第三弾は新宿末広亭でとりたい。第3弾、4弾と作り、寅さんシリーズみたいな長寿シリーズにしたい。とにかくいろんな人に落語に出会って欲しくて企画しています。今回の第二弾は三遊亭円楽さん、春風亭笑太さんが出演しています。53歳とおもえない翔太さんのきれいな肌を、是非大画面で見て下さい。今回第二弾を安心して10月の公開を待てました。第一弾を早く6月に公開しようと思ったのは歌丸師匠が出演しているので、(生前に収録したものです)というテロップを作らなくてはとひやひやしたが、今回の第二弾の二人は当分長生きできるので、安心して公開できます。(笑)
※最後は一般客と一緒にフォトセッションし、和気あいあいと撮影しました