thee michelle gun elephant(2003年解散)、ROSSO(活動休止中)、The Birthdayのフロントマンとして絶大なる人気を誇るチバユウスケ初のソロプロジェクトSNAKE ON THE BEACHの楽曲が生んだ映画『赤い季節』。主演を飾る新井浩文は、今年に入り映画だけでも10本もの作品が公開され、本作ではハードボイルドな主人公像を、激しく野性的に演じ、青春の苦悩と焦燥を深く刻み付けた。さらに、チバユウスケ、中村達也、イマイアキノブというファン垂涎のメンバーで結成された劇中限定バンドTHE GOLDEN WET FINGERSも見逃せません。

この度、1993年に開始されたイギリスを代表する国際映画祭であるレインダンス映画祭「Best International Feature」コンペ部門にて『赤い季節』のワールド・プレミア上映が行われ、能野哲彦監督が出席いたしました。現地のファン、評論家で席は埋まり、終映後には拍手とともに「エクセレント!」との喝采が!終映後のQ&Aでは、各シーンに対する音楽の使い方が秀逸で、まさに映像と音の絶妙なコラボレーションという感想も。最後には主催者の「この作品はロンドンで受け入れられると思いますか?」と客席へ言葉を投げたところ、一斉に「イエース!」と反応が返ってきました!

●第20回レインダンス映画祭「Best International Feature」コンペ部門
【開催場所】イギリス・ロンドン
【上映日時】9月30日(日) 13:30〜 (日本時間:同日21:30〜)→能野監督出席
       10月2日(火) 13:15〜 (日本時間:同日21:15〜)
【能野監督のコメント】
ワールド・プレミアを興奮と緊張の中で瞬く間に終え、旧知の知人とパブでビタービールを呑みかわし、昨夜は時差ボケも忘れてあっという間に眠りについた。何人かのジャーナリストに質問もされたが、上映は概ね好評だったという手応えはある。関係者の方々に改めて感謝をしたい。完成してから約三ヶ月、撮影を始めてから約半年、作ろうと思ってから約二年、気付かずに流れていった節目の日々の中で、ああやっと終わったという極度の緊張から解放される瞬間が何度もあった。その終わったということで自分の中では一区切りをなんとかつけようとしていたが、その終わりは終わりではなく始まりなのだとふと感じた。何かザワッと、そしてグサッと伝われば、それでいい。日本での公開が待ち遠しい。

海外版予告編はコチラ→http://www.youtube.com/watch?v=2tkk_9iQPI8