2011年に大ヒットを記録したTVアニメ『TIGER & BUNNY』の劇場版第1弾、「劇場版 TIGER & BUNNY -The Beginning-」。本作は「NEXT」と呼ばれる特殊能力者達が、スポンサーロゴを背負って街の平和を守るという異色の「ヒーロー」達の活躍を描いています。第2弾である『劇場版 TIGER & BUNNY –The Rising-』がTVシリーズのその後のストーリーを描く完全新作として、2013年秋公開ということが先日解禁になったばかりです。

公開初日に行われたワールドプレミアから、早一週間。いまだ興奮冷めやまぬ中、米たにヨシトモ監督、脚本を担当した西田征史、キャラクター原案とヒーローデザインを担当した桂正和、プロデューサーの田村一彦という本作のメインスタッフ4名を迎えスペシャルスタッフトークショーを行いました!
場内満員のお客さんに、劇場版の鑑賞回数を聞くと、3回というひとが半数!中には、5回すでに鑑賞したというお客さんも・・・!

冒頭では桂先生が話始めると「Yahoo!トップに載っちゃいますよ!」とすかさず田村プロデューサーの突っ込みが入るシーンも。
劇場版で初登場したロビンのデザインゆえの制作の苦労話やヤングジャンプに掲載された桂先生と西田さんの読み切り漫画での隠されたエピソードなど、裏話をたくさん語っていただきました。

日時■9月28日(金) 新宿バルト9
登壇■ 米たにヨシトモ(監督)、西田征史(脚本/ストーリーディレクター)、
     桂正和(キャラクター原案・ヒーローデザイン)、田村一彦(プロデューサー)
     MC:松井千夏(プロデューサー)

米たに
楽しかったです!この作品は天才がいっぱい集まって作っているので、そのバランスを取るのが難しかったです。でもみんなの笑顔で疲れも吹っ飛びました。映画で初めて矢面に立たされましたが、ここまでみなさんに引っ張ってもらいました。(タイバニは)みなさんのタイバニです!

<お気に入りシーン>
この作品は大画面で観ると発覚することがたくさんありました。テレビシリーズの作画を使ってるシーンがあるんですが、虎徹が指輪をはめてないシーンとか、直したいシーンがいっぱいあって。いつまでも直し続けてた記憶があります(笑)

西田
最初は総集編でモブ子(※注釈)の目線で25話を振り返る案もありましたが、駆け足すぎたので、今の形になりました。僕の中で3話から物語が動き出すので、その前までの1.2話のストーリーにしました。いつもキャラクターの人生を考えて脚本を書いています。「The Rising」では、もっとキャラクターに深く迫り、そして派手なアクションも描きますので、今後もよろしくお願いします!
※モブ子・・・テレビシリーズに通して登場する、いつも事件に巻き込まれている少女

<お気に入りシーン>
印象に残っているのは最後のバーナビーの台詞ですね。一言言って終わるっていうパターンをはじめにイメージしました。アフレコでも森田さんに10回以上も台詞を言ってもらって。何回も言ってると何が良いのかわかんなくなっちゃうんですが(笑)


キャラクターデザインを担当しました桂です。オープニングで描き下ろしの絵を描くときに資料がなくて困りました。田村プロデューサー、大変でしたよ!(笑)
そんな田村プロデューサーも今後(表に)出る機会が多いと思うので、温かく見守ってください。そして、The Beginningをこれからもたくさん観てください。

<お気に入りシーン>
バーナビーの「僕の人生の3分を無駄にしたこと一生わすれません」っていう台詞がいいですよね!西田さんの脚本がいいんですよ。緊迫した音楽とマッチしていて印象深かったです。

田村
最初は無名の作品でしたが、皆さんのおかげで映画、ゲーム、漫画になりました。本当にありがとうございました。ファンの皆さんが作ってくれたのがこの「The Beginning」なんで、「The Rising」の方もよろしくお願いいたします。

<お気に入りのシーン>
遊園地でヒーローが登場するシーンがカッコイイんですよ!音楽と合っていてよかった。ラストカットのバーナビーの台詞も印象に残っていますね。