日本の南、東京から約2,000km離れた石垣島から、あなたのおなかを満たしてくれる美味しい映像、心を満たしてくれる温かな夫婦の物語『ペンギン夫婦の作りかた』が、いよいよ10月20日(土)より公開となります。
流行語にもなった大ヒット商品「食べるラー油」の原点である“辺銀食堂の石垣島ラー油”を生み出したのは、自由に楽しく生きる南の島のペンギン夫婦と二人を取り巻く<優しい>気持ちの数々。
食べるラー油誕生の秘話を、2011年第85回キネマ旬報ベストテン 助演女優賞 (『八日目の蝉』『RAILWAYS愛を伝えられない大人たちへ』)の小池栄子と台湾の人気俳優 ワン・チュアンイーが演じます。 

本日、主演の小池栄子さんのほか、深水元基さん、そして映画のモデルとなった実際の夫婦である【辺銀夫妻】、主題歌を担当する宮良牧子さん、平林克理監督が登壇し、完成披露試写会を実施致しました。

■日時:9月27日(木) 19:00〜
■会場:ユナイテッド・シネマ豊洲 スクリーン1
(江東区豊洲2丁目4番9号三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲3F)
http://www.unitedcinemas.jp/toyosu/about-theater.html

■登壇者:小池栄子、深水元基(ふかみ もとき)、辺銀暁峰(ぺんぎん ぎょうほう)、辺銀愛理、宮良牧子(みやら まきこ)、平林克理監督

会場に女性の観客が多く詰めかける中、ブラックのトップスとゴールドのショートパンツ姿で登場した小池栄子さんをはじめ、共演の深水元基さん、主題歌を担当する宮良牧子さん、平林克理監督が登壇し、会場からは大きな拍手が沸き起こりました。

質疑にて映画の見どころや撮影時のエピソードを語っていただいた後、残念ながら登壇が叶わなかったワン・チュアンイーさんからの手紙が読み上げられ、さらにサプライズとしてモデルとなった実際の夫婦である、辺銀愛理さん、暁峰さんが登場。
終始アットホームな雰囲気に包まれながら舞台挨拶を終えました。

映画上映後には主題歌を担当する宮良牧子さんの生ライブが行われ、その優しい歌声で会場を魅了しました。

【イベント内容】

MC:一言ずつご挨拶お願いします。

小池栄子さん:小池栄子です、こんばんは。
今日はこんなにたくさんの皆様にお集まりいただけて
本当に嬉しいです。ありがとうございます。

私にとってすごく思い入れのある作品です。
撮影時間が短く、(夫役の)チュアンイーとは中々
言葉も通じ合わない中、お互いを想いあって作りあげました。
とても強く深い絆で結ばれた夫婦の愛が詰まった物語です。
今日は皆さんにあったかい気持ちで帰っていただきたいなと思います。

深水元基さん:こんばんは、深水です。
僕はこの映画で帰化申請を調査する東京から来た役人を演じています。
みなさん今日は楽しんで行ってください。

宮良牧子さん:数ある沖縄のアーティストの中から
私を選んでいただけて本当に嬉しく思います。
映画と併せて私の曲も聴いていただければと思います。

平林克理監督:監督を務めました平林です。
今みなさんが持ってるポップコーンがより一層
進んでしまう、お腹のすく映画です。
ぜひ楽しんでいってください。

<小池さんへ質問>

MC:実在の人物、辺銀愛理さんを演じた感想をお聞かせ下さい。

小池さん:これまで猟奇的な役が多かったので(笑)
すごくチャーミングな歩美という役を演じられて嬉しかったです。
こんな役に私を選んでくれて、監督ありがとうございます!

MC:実際の愛理さんとお会いした印象はいかがでしたか?

小池さん:一緒にいるとこっちまで元気をもらえる、
愛に溢れた方でした。現場でも差し入れをたくさん作ってくれたり、
映画に出てくる食器などもご夫婦が貸してくださいました。
お二人と同じように、映画でも私とチュアンイーが出てくる度に
みんなが元気になる、そんな夫婦を意識して演じました。

MC:石垣島の印象や、撮影時のエピソードがありましたらお聞かせ下さい。

小池さん:オフの日は泳ぎに行ったりしてリフレッシュしていました!
撮影は本当に島の方々の協力なしでは成り立たなかったと思います。
そんな撮影環境と、映画での歩美とギョウコウの環境がすごくリンクしているなと
思いました。
島の人たちには「東京の人たちはよく働くね〜」なんて言われました(笑)。

<深水さんへの質問>

MC:石垣島ラー油は映画出演の前からご存知でしたか?

深水さん:噂では聞いていたのですが、石垣島での撮影を機に辺銀食堂へ
行ってマーボー豆腐にたっぷりかけていただきました。

小池さん:食堂ではテーブルに置いてあるから食べ放題でしたもんね!

深水さん:そうなんです!本当においしかったです。

<宮良さんへの質問>

MC:宮良さんが作詞作曲されたこの主題歌は、何度聞いても心にしみる
素晴らしい楽曲ですが、この曲を作るきっかけはなんだったのでしょうか?

宮良さん:愛理さんの書かれた原案の最後に「ヌチグスイ」
という言葉を見つけて、“命の薬”という意味なんですが、
映画でも命の薬となるような健康的な料理がたくさん出てきたので、
その料理や夫婦の雰囲気を見て浮かんだメロディーや歌詞を歌にしました。

<平林監督への質問>

MC:実話を基に映画を作る事になり色々大変だったかと思いますが、
苦労された点はありますか?

平林監督:実際の辺銀夫婦の物語からエッセンスをもらって、
ストーリーを作ろうとしたのですが、どこまでご本人の物語を
反映していくかが難しかったですね。

MC:キャスティングは監督の意向ですか?

平林監督:歩美は最初から小池さんを想定していました。
脚本を書きながらどうしたら小池さんをうまく生かせるかを
ずっと考えていた2年間でした。
ワン・チュアンイーさんも、写真を見てから実際にお会いしてみると
ワイルドな感じで、声もすごくかっこよくて、日本の女性たちに
“男らしくて素敵!”と感じてもらえると思いました。

MC:そういえば監督、かねてよりお付き合いなさっていた方と、
なんと!今日の朝、入籍されたんですよね!

平林監督:そうなんです…!私事ですみません…。

小池さん:おめでとうございます!こんな活用のされ方をするとは
思ってもいなかったです。でも、この映画を観ると結婚したくなりますよね〜!

<ここでワン・チュアンイーからの手紙が読み上げられる>
※手紙の文面

会場のみなさん、こんにちは。
ハジメこと、ワン・チュワンイーです。

今回、ドラマの撮影スケジュールが急に変更となり本日の
完成披露試写会に参加できず、とても残念です。
この作品は私にとって初の日本の映画出演となった記念すべき作品であり、
平林監督、小池栄子さん、辺銀ギョウホウさんを始め、多くの友人に
出会えた大切な作品です。

是非、この映画を切っ掛けに、沢山のヒトが石垣に訪れ、
美味しい食を楽しんで下さい。
みなさんと次にお会いできる日を楽しみにしています。

<映画のモデルとなった辺銀夫婦がサプライズで登場>

MC:石垣島からようこそ!暁峰さん、愛理さん、ご自身の人生の一部が
映画になるのはどんなお気持ちですか?

愛理さん:最初は信じられない気持ちで、詐欺かなんかかと思いました(笑)
でも実際企画が動き出したら非常に興奮しましたね。

MC:映画を観たご感想はいかがですか?

暁峰さん:もう感無量です。

愛理さん:私はこの映画のスクリーンと自分の心のスクリーン、
記憶のスクリーンを比べて観てしまうので、いろいろ考えながら
観てしまうんです。なのでまた観ようと思います!

MC:それでは最後に、これから映画をご覧いただく皆さんへ一言お願いします。

小池さん:本当にお腹がすく映画です!人と人との繋がりについて
深く描かれていて観終わると大切な人に会いたくなる映画だと思うので、
ぜひみなさん楽しんでください。

  以上