公開に先立ち、作中の1編「幸福の彼方」で主役を演じた女優の波瑠さんと谷口正晃監督をお招きし、本作の魅力を語っていただきました。
MCコトブキツカサによる得意の映画心理分析も行い、普段見せない波瑠さんの素顔を徹底解剖致しました!

◆開催日程:9月24日(月)
◆場所  :丸善丸の内本店3F 日経セミナールーム
◆ゲスト :波瑠、谷口正晃監督
◆MC   :コトブキツカサ(映画パーソナリティー)

【イベント内容】
女優・波瑠と谷口正晃監督をコトブキツカサが映画で心理分析し、
二人の素顔を徹底大解剖!!
またハイブリット型総合書店hontoとのコラボ企画として
本作の映画パンフレットを電子版のみで販売するにあたり、
発売前の電子版映画パンフレットの中身も初公開致しました。

大学時代に心理学を学び、根っからの映画好きでもあるコトブキツカサさんの心理分析によると
1番目に選んだ作品は「自分がどう見られたいか」
2番目に選んだ作品は「自分の根底にあるもの」
3番目に選んだ作品は「バランスをとる」とのこと。

波瑠さんが選んだ好きな映画3本は
「エターナル・サンシャイン」
「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
「ライアーライアー」
この3本の心理分析結果は、
「恋愛をひきずらない」「自分を理解して欲しい願望が強い」「女優気質」。

診断結果を聞いた波瑠さんは
「こわい!!でも当たってるかも…」と驚きを隠せない様子。

谷口監督が選んだ好きな映画3本は
「真夜中のカーボーイ」
「流れる」
「晩春」
この3本の心理分析結果は、
「長いものには巻かれたくないタイプ」「自信がある」「ややマザコン気質」。

診断結果を聞いた谷口監督は
“マザコン気質”という結果に「そうかなあ」と苦笑いし会場を盛り上げていた。

コメント
■波瑠(21)
監督とは衣装合わせのときが初対面でした。
監督は、私が現場で、どうしたらいいか迷ってしまったりするのをすぐに見つけてくれるのでとても安心できました。
初日は茨城の大洗海岸での撮影で、すごく風が強くて大変だったのを覚えています。
(共演した)三浦貴大さんは、何をしても受け入れてくれる気がしてそんなに「ああしよう、こうしよう」とは考えませんでしたね。
初めて脚本を読んだときは、重要なずっしりくるシーンの連続だったので大変そうだと思いましたが、監督が資料で戦時中のことをまとめたDVDやアンジェラ・アキさんのラブソングをくださって、向かう場所が明確になり、ありがたかったです。
夫婦の愛や親子の愛、愛の在り方って何だろうということを考えさせられる、自分の大事な人と観てもらいたい映画です。

■谷口正晃監督(46)
ドコモのCMを見て、この人いいなと思っていたら『幸福の彼方』で一緒に仕事をすることになって、とても嬉しい偶然でした。
波瑠さんは裏表がなくて、格好つけないところが格好いいですね。
(演技として)出てくるものが本物であることが絶対なのですが、波瑠さんは現場の集中力が相当素晴らしくて“絹子がいる”ということが漲っていましたね。
『幸福の彼方』は傷をもっている若い二人の話なんですが現代の男女の結婚は二人の「ゴール」だけれども、この時代は「スタート」なんですよね。
夫婦とか人との関係が今と違うところにあったんだと思います。
今の自分たちと照らし合わせて、こういう(人間関係の)人たちがいたっていうことを描けるのはいい経験になりましたね。
こういう話を書いた林芙美子さんという偉大な作家へのリスペクトもありますし、波瑠さんと三浦くんの芝居に自信あります!!