『王様とボク』が初日を迎え、菅田将暉、松坂桃李、相葉裕樹、二階堂ふみ、前田哲監督、Good Coming(主題歌アーティスト)による舞台挨拶を行いました。

【イベント概要】『王様とボク』初日舞台挨拶
【日時】 9月22日(土)12:20
【場所】シネマート新宿
【登壇者】 菅田将暉、松坂桃李、相葉裕樹、二階堂ふみ、前田哲監督、Good Coming

やまだないとによる原作マンガを菅田将暉の初主演で映画化した『王様とボク』が22日に初日を迎えた。主演の菅田将暉ら出演陣と前田哲監督は、22日と23日の二日間にわたって、東京・大阪・愛知の5箇所の劇場で計8回の舞台挨拶を行った。そのすべての回が満席で、東京や大阪では急遽立ち見席を販売する程の盛況ぶりを見せた。

シネマート新宿で行われた舞台挨拶に登壇した菅田は「無事公開できたと同時に、モリオという役をやれて本当に嬉しいです。」と開口一番に挨拶した。また、松坂は撮影中のことを「ものすごい寒い中の撮影でした。しかもその日がクリスマスイブで…監督とボクと菅田くんの3人でケーキを食べました。」と懐かしそうに振り返った。

相葉は孤独を抱えた役どころを演じるにあたって「監督と相談しつつ、あえて考えずにそのときどきの空気を感じながらやりました。」と答え、今までにない芝居の感覚が現場にあったことを話した。劇中では紅一点の二階堂は現場を振り返って「待合室で3人がすごい仲が良くて、男の子になりたいなって初めて思いました。」と打ち明けたが、人見知りも発揮していたようで、菅田に話しかけられても最初は打ち解けられなかった様子。

そんな二階堂のことを菅田は「見れば見るほど、知れば知るほど面白い人」だったと話した。また主題歌を担当したGood Comingを代表して挨拶した桐明は「監督から出来立てホヤホヤのラストシーン見せてもらって、歌は切なくなるけど、前向きになるものにしました。」と語り作品のメッセージを込めた歌作りを振り返った。

前田監督は今をときめく若手俳優の共演に「10代にしか感じられない思いを4人と話しながら作っていったので、何かしら皆さんの心にしみると思う。」と話し、「10代の感性は大人になると忘れてしまうものだけど是非思い出して大切な人と語り合って欲しい。」と観客に語りかけた。また菅田も「出来上がった映画を見たときに監督の一つ一つの絵のこだわりだったり、色味や演出のセンスが見ていて本当に楽しくて、それぞれ個性的なキャラクターの人間模様やメッセージもきちんとあるので、とにかく見て欲しい。」と最後に挨拶した。