昨年、10万人を動員した「したまちコメディ映画祭in台東」(略称したコメ)。今年は9月14日(金)〜9月17(月・祝)に「第5回したまちコメディ映画祭in台東」の開催が決定いたしました。「したコメ」は浅草、上野という東京随一の下町(したまち)の魅力をコメディ映画を通じて存分に味わっていただく、いとうせいこう総合プロデュースのコメディ映画祭です。

フィリピンの異色ムービー 『レミントンとオカマゾンビの呪い』のジャパンプレミアが行われ、最新作『デッド寿司』の公開を控えた井口昇監督と、松崎しげるがかけつけました。舞台挨拶では松崎氏による「愛のメモリー」の替え歌「すしのメモリー」も歌われ場内は大いににぎわいました。

●実施日時:9月17日(月) 14:30〜
●場所:浅草公会堂
●登壇:井口昇(43)、松崎しげる(62)

■井口:ぼく浅草観光がすごい好きで、公会堂前はよく通っていたんですが、まさかステージに立てる日が来るとは思ってなかったです。『レミントンとオカマゾンビの呪い』はタイトル通りの作品ですね。キワモノかと思いきや、実は映画愛に満ちたかわいい映画なんですよね。ハートウォーミングな作品なんですよ。ゾンビとかオカマとかしか出てこないのに、男の子はイケメンでしかも心温まる。ラーメンで言うと次郎系というか、濃すぎてさわやかなんです。フィリピンの映画ってイメージわかないと思いますが、ハリウッド映画の影響を受けててメジャー感がすごい。フィリピン映画は、インド映画もそうですが、今なかなかすごいですね。

■松崎:『デッド寿司』の台本を初めて読んだときはどうなることかと思いました。これ観た後で、もう寿司食べられなくなるんじゃないかとも思ったんですが、なぜかすしが愛おしくなる。すしを食べにいきたくなりましたね。すしの世界的知名度があがってるのはとてもうれしい。
井口監督はアイデアをすっと実行して形にするタイプだよね。形にするってすごく大事なことで、政治もなにもダメな時代だけど思ったことをやってみるってのが必要じゃないかなと思いますよ。