現地時間7月12日から15日まで、米サンディエゴで開催されていた、アメリカ最大のコミックとポップカルチャーの祭典コミコン・インターナショナルで、13日、映画『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』の試写会が行われた。当日は500席の会場に対して1000人近くの観覧希望者が殺到し、急遽200席を追加。上映終了後は熱い歓声と拍手を受け海外ファンからの人気をうかがわせる結果となった。

映画『ベルセルク』は累計発行部数3,300万部を誇る三浦建太郎原作の同名漫画が原作で、ファンの間でも最も人気の高い「黄金時代篇」を3部作で劇場公開するもの。パートⅠの試写会では当日は「ベルセルク」パートⅠ“覇王の卵”の試写会の他に、パートⅡ『ベルセルク 黄金時代篇Ⅱ ドルドレイ攻略』のスニークプレビュー、アニメーション制作を担当したSTUDIO4℃代表の田中栄子氏よるパネルディスカッションも行われた。パネルディスカッション後は田中氏のサイン会も開かれ、試写会会場に入れなかった300人のファンも田中氏に熱い思いを伝えたり、主人公・ガッツのコスプレしたファンが場を盛り上げたりするなど、「ベルセルク」の海外人気の高さをうかがえる場となった。

また、この日はカナダのモントリールで開かれるファンタジア国際映画祭に『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』が正式招待作品に選出されたことも発表された。現地時間8月4日と5日に上映を予定している。

第16回モントリオールファンタジア国際映画祭 (7月19日〜8月7日)
http://www.fantasiafest.com/pre2012/en/
■ラインナップ(「ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵」は8月4日と5日に上映されます。)
http://www.fantasiafestival.com/2012/en/films-schedule/282/berserk-golden-age-arc-i-the-egg-of-the-king

■モントリオールファンタジア映画祭とは
カナダのモントリオールで開催されている、カナダを代表する国際映画祭。1996年に日本や香港のアジア映画にフォーカスする映画祭としてスタートし、翌1997年に対象を世界に広げ現在はアジア、北米、ヨーロッパを中心に多くの作品を上映しています。毎年7月に3週間にわたり開催され、毎年約9万人の映画ファンが参加している。世界各地から集まる作品は、SF映画、ファンタジー映画、ホラー映画、アドベンチャー映画などが上映され、ジャンル映画の映画祭としては、北米で最も重要な位置づけとされています。
 ファンタジア映画祭はモントリオールのサマーイベントの代名詞として親しまれており、毎年9万人の映画ファンが参加し、映画鑑賞や映画祭イベント を楽しみます。日本、スペイン、韓国,イタリア、香港、ドイツ、タイ、デンマーク、フランス,ロシア、インドなど世界各地から参加する監督やスタッフとの 文化交流 イベント等も映画ファンの注目を集めており、国際交流の場としても活用されています。
 過去に多くの日本映画が上映されており、16回目となる今年は、「ベルセルク」の他に「ももへの手紙」、「劇場版 BLOOD-C The Last Dark」「愛と誠」、「ロボジー」等も出品が決まっている。