本作の原作は、1994年に刊行された椎名誠の同名小説。小説家、冒険家として知られる椎名誠ワールドが炸裂し、“現代版ロビンソン・クルーソー”と評されている傑作を、阿部サダヲ、永山絢斗、貫地谷しほり、佐々木希という豪華キャストで完全映画化し、現在絶賛公開中です。
そして、島に住みつくホームレス役で味わい深いギタさんを演じた斉木しげるさんと細川監督が登壇し、劇中にも出てきた“オリオンビール”を片手に、浴衣姿でトークショーを行いました!
暑い日にキンキンに冷えたビールを最高に美味しく見せる飲み方って?オール南の島ロケで体得したビールの飲み方を披露!また、撮影中、スタッフ・キャストを和ませた斉木さんの裏話で大いに盛り上がりました。当日はお客様にもビールを配布!満席となった会場にてファンの皆さんと一緒に、映画のヒットを祝いました。

MC:お二人に一言ずつご挨拶をいただきましょう。まずは斉木さんお願いします。
斉木:みなさん、私が出ていたことはわかっていますか?髪が長かったでしょ?1年くらい延ばしてたんですよ〜、嘘ですけどね(笑) 撮影で、西表島には10日間くらいいて、久々に夏を満喫することができました。
監督:斉木さん、今日でトークショーは3回目で、1回目はラバーガール、2回目の昨日は永山君だったんですよ。ラバーガールと永山君の時は、チケットが前の席から売れていったみたいなんですけど、今日は後ろの席から売れていったみたいですよ。(笑)

MC:お二人を見ていますと”夏”といった感じで、すごく画になっていますが、斉木さんは普段から浴衣をお召しになったりするのですか?
斉木:子供のころはよく着ていましたよ。でも、今は仕事のときくらいかな。今日、観に来ているみんなも浴衣を着ているのかと思っていたけど、着てないね(笑)

監督:そういえば、斉木さんのビールの飲みっぷりがすごくよかったですよね。
斉木:僕たちが演じた、南の島に住み着いてしまっていた人たちは冷たい物が珍しくてあまり慣れていなかったから、
びっくりして電流が走ったかのような飲み方になっちゃうんですよ(笑)

※ビールで乾杯

斉木:夏はビールだね。うん、ビール。普段はあまり飲めないんだけどね。分解酵素がないから、飲んだ瞬間から二日酔いになっちゃうよ(笑)

監督:斉木さん、撮影の休み時間はひたすら話していましたよね。
斉木:まぁ、私かピエールがよくしゃべっていたね。貫地谷さん、佐々木さんは最初は聞いてくれていたけど、途中でどこか行っちゃっうんだよね。

監督:撮影中、斉木さんが何もしゃべらないで静かな時があったこと、覚えていますか?
斉木:病気していたから、しゃべらなかったんじゃないかな?それすら覚えていないなぁ(笑)

斉木:そういえば、僕は椎名さん原作の作品に出演するのは、2度目なんですよ。椎名さんは、すごい優しい人だよね。現場にも来て、ずっと見ていたよね。椎名さんは、『ぱいかじ南海作戦』を見て、何か言ってた?怒ってなかった?
監督:そんな聞き方しないでくださいよ(笑)あまり、原作から変えていないし、ギャグの部分をわかりやすくしました。椎名さんも気に入ってくれたシーンもあったみたいで、喜んでくれましたよ。

斉木:ホームレス4人の存在を面白く描いているけど、シリアスな部分もあるんですよ。南の島に行くと、解放感があったり、何とかなる!っていうイメージがあるけど、この映画は、あのホームレスはどうなってしまうんだろうということを、考えるとなかなか深い作品だなぁと思う。
それから、葉っぱを食べるシーンの撮影の時に、倒れていた木にひっかかって頭から落ちてしまって、映画の『八つ墓村』みたいに足がV字になって、大変な目に遭った。還暦を越えると、気持ちは若くても肉体的には…(笑)

監督:(この一連の話を聞いていて笑う)

監督:西表島はいかがでしたか?「パチンコ屋なにもないけど、大丈夫ですか?」と、僕が聞いたら、斉木さんは「なければ無いで、僕は大丈夫だから〜」って言ってたのに…
斉木:石垣島まで、パチンコしに行っちゃったね(笑)

監督:斉木さんの部屋の前にカラスがいっぱいたかっていた時があったんですけど、その時、阿部さんと「斉木さんが亡くなってしまったんじゃないかな」って、本当にびっくりしたんですよ!心配で、プロデューサーに見に行ってもらったところ…

斉木:部屋の外にゴミを置いていたから、集まってきちゃったんだよね(笑)
監督:(笑)

MC:では、これからたくさんの方がこの作品をご覧になると思うのですが、皆様に向けて一言ずつお願いします。
斉木:お一人からお二人へ、お二人から四人へ。マルチ的な宣伝を宜しくお願いします!
監督:来週も、第4弾で椎名さんのトークショーがあるので、是非またお越しください。
斉木:友達にも声かけないとだね。