9月7日(金)より公開となります『デンジャラス・ラン』のCMナレーションの収録を、本日【7月24日(火)】新宿区の録音スタジオで梅宮辰夫さんに参加していただき実施しました。

■日程:7月24日(火) 
■場所:アバコスタジオ 301スタジオ(東京都新宿区)
■登壇者:梅宮 辰夫さん

本作でデンゼル・ワシントンが演じた主人公フロストの“極上の悪”ぶりに梅宮さんが刺激を受けで実現したものです。

近年の“家族想い”のヴェールを脱ぎ捨て、デビュー当時の“デンジャラス梅宮”キャラに原点回帰、黒を基調にしたマフィア風スーツに身を包み、公開アフレコ&デンジャラス会見に臨みました。
アフレコでは60〜70年代を髣髴とさせる鋭い眼光と、低くドスの利いた声を披露。
久々の“デンジャラス梅宮”の復活に会場は凍りつきました。
さらにデンジャラス会見の最後には“家庭人梅宮”を封印し、デンジャラスな男に戻る誓約書《デンジャラス宣言誓いの三ヶ条》にサイン。
永遠に日本一デンジャラスな俳優、梅宮辰夫であることを報道陣にアピールし大盛り上がりのイベントとなりました。

【デンジャラス会見内容】

梅宮さん:本日は大勢の方、ご取材にお越しいただきましてありがとうございます。

MC:先ほどのアフレコでは、本作で悪役に挑んだデンゼル・ワシントンさながら、迫力がありました。
今ではすっかり優しいお父さんのイメージが定着されてますが、久々に危険な香りのする梅宮さんを垣間見ることができたコメント収録、やられてみていかがでしたか?

梅宮さん:昔は映画で悪い役もやっていたので郷愁を感じました。また、こういう悪い役も演じてみたいなと思います。

MC:名優デンゼル・ワシントンに刺激を受けられたということですが、映画はいかがでしたか?

梅宮さん:まさにハリウッドの映画という感じで、テンポが速い。
画面にくぎ付けになります。うっかり見逃すと何が起こったかわからなくなってしまうので2回観て今日に臨みました。
日本映画ではできないスケールで非常にうらやましいし、素晴らしいですね。

MC:本作は正統派オスカー俳優のデンゼル・ワシントンが悪役に挑んだことが話題を呼び全米で大ヒットを記録していますが、今までの梅宮さんのご出演作品の数あるヒットの中で、最も悪かったと思われる役柄はございますか?

梅宮さん:デンゼル・ワシントン演じるトビン・フロストとは比べ物にならないくらいの小悪党ですが、50年くらい前にはヒモ役など女性を食い物にする役を多く演じていました。

MC:久々に悪役に挑戦したいと思いますか?

梅宮さん:ワルといっても何か理由がある。この作品のデンゼルにもそれがあるので、ライアン・レイノルズ演じるマットが同調していく気持ちもわかる。
そんな魅力のある骨太なワル役を演じてみたいですね。

MC:本作タイトルの「デンジャラス・ラン」にちなんで、梅宮さんのデンジャラスなお話もお伺いできればと思います。
若い頃は番長、そして帝王の名を欲しいままにされていらした梅宮さんですが、32時間逃げ続ける映画にちなんで当時の逃亡エピソード等はございますか?

梅宮さん:女房から逃げたことは度々あるけれど、すぐに見つかってつかまってしまう。
クラウディアの周りにもCIAがいるのかもしれないね。(笑)

MC:本編には普通の人では考えられない修羅場が新米CIAの身にふりかかりますが、梅宮さんから見て、この修羅場度はどれくらいでしょうか?

梅宮さん:間違いなく星5つだね。単に警察に追いかけられるというのでは無く天下のCIAを敵に回して世界中にその手先がいるなんて逃げ切れる気がしないね。

MC:梅宮さんが体験されたデンジャラスの体験を言える範囲でお願いします。

梅宮さん:
昔、役者が地方に行ったときにキャバレーなんかの舞台に出て歌ったりするアルバイトがあったんですよ。
出演する時にはその土地の人に挨拶するしきたりをしらなくて、連れ出されお説教を食らいました。先輩も絞られたことがある人だったのでその時は青くなりましたね。

MC:それではここで、梅宮さんにデンジャラス宣言誓いの三ヶ条を宣言していただきましょう。

【デンジャラス宣言誓いの三ヶ条内容】
MC:一つ、役者として悪の魅力を伝えます

梅宮さん:望むところです!

MC:一つ、料理が上手いだけの自分は卒業します

梅宮さん:う〜ん卒業はしたくないけれど、仕方ない望むところです。

MC:一つ、娘や孫となれ合わない。子離れ?のぞむ所です。

梅宮さん:子離れはしたい、望むところです。ただ、孫離れはできません。

MC:それでは最後に一言お願いします。。

梅宮さん:テレビの仕事を多くしていると、品行方正、聖人君子、
あたらずさわらずというような状況が増えてきます。悪役を演じる映画など
刺激的な仕事をしたいと思っていますので、今日は良い機会だったと思います。
ありがとうございます。

【囲み取材内容】

リポーター:アフレコはいかがでしたか?

梅宮さん:本当はあんまり好きじゃないんだ。役者は顔だと思っているからね。
でも、今回はこういうイベントもあるということで、良い機会だと思ったよ。
小悪党はたくさんやったけれど、今回みたいな大悪役は演じたことがないから是非映画でもやってみたいね。人を殺したりとかではなく、政府を転覆させたりするような悪党を演じるのも良いかもしれない。
今共演するなら渡辺謙君とかかな。

リポーター:お孫さんは昔の梅宮さんの作品をご覧になったりしますか?

梅宮さん:いや、映画はみていないな。でも20代のころの写真なんかみせるとわかってくれるよ。僕は今孫のために生きているようなもんだから嬉しいね。