映画『汚れた心』戦後、ブラジル日系移民の間で起きた衝撃の真実が今明かされる!
MC:『汚れた心』が本日、日本で世界初公開となりますが、いまのお気持ちはいかがでしょうか?
伊原:8月にブラジル、またアメリカ、と世界で公開される本作ですが、ここ日本でみなさまと初日を迎えられたことを、とても嬉しく思います!
MC:ブラジルに長期間渡って撮影されたと聞いていますが、撮影がお休みの時の印象に残っているエピソードをお話いただけますか?
伊原:現地の方に勧められて、自分でピラニアを釣って食べる、ということに挑戦してみました。
池にかかっている桟橋から釣るのですが、桟橋が今にも壊れそうなほど古びていて、歩くたびにものすごく揺れるんです。池にはピラニア以外にワニもいたので、すごく怖かったですね。でも、ピラニアめちゃくちゃうまかったです(笑)
MC:当時、ブラジルで日本人同士のこのような(日系移民の間で抗争があった)ことはご存知でしたか?
伊原:この映画のオーデションを受けるまで、こういった歴史を全く知りませんでした。タカハシという役を演じるにあたって移民の歴史を入念にリサーチし、現地の人にもたくさん話を聞きました。その中で、“勝ち組”にも“負け組”にも祖国である日本を愛する強い気持ちがあり、そういった“望郷の念”が強すぎて起きた悲劇であると感じました。
某番組の収録で先日再訪したブラジルで、現地の人たちから「ドラマみてます!」と声を掛けられたという伊原さん。役者という仕事について「“イメージのない、イメージをもって観て欲しい”。毎回、違った役を演じることで、みなさまにさまざまな伊原剛志を観て頂きたいです。これからもいい意味でみなさまを裏切ることのできる役者になり続けたいと思います。」と語り、観客に今後の活躍を期待させた。
その言葉の通り、本作を含め、NHKの同枠最高視聴率をたたき出したドラマ「はつ恋」や、現在公開中の『愛と誠』、『海猿』で全く異なる演技で魅了する伊原さん。劇場にはそんな伊原さんに魅了された女性ファンが殺到し、立ち見も出る大盛況。客席からは「かっこいい!」とアツい声援が飛んだ。
日時:7月21日(土)11:00〜
登壇者:伊原剛志(48)