「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」「アリス・イン・ワンダーランド」をはじめ、圧倒的にユニークな世界観で世界中の映画ファンの心をとらえ続けるティム・バートン監督。この冬、彼が贈るのは、ディズニー史上最も奇妙な3Dワンダーランド! その輝かしい才能とキャリアのルーツである初期の同名短編であり伝説的名作、「フランケンウィニー」を元に、“白黒3D”という大胆な映像表現によるスリリングでエモーショナルなファンタジー・アドベンチャーが誕生しました。ティム・バートンらしい“変だけどステキ”な世界を舞台に、エッジの効いたキャラクターがエモーショナルな物語を紡ぎ出します。映画ファンはもちろんティム・バートン自身がこよなく愛するこの作品を、2012年の今だからこそ可能にできる映像テクノロジーと、ぬくもりあふれるストップモーション・アニメーションを見事に融合し、3D長編映画として再生させた夢のプロジェクトです。

現地時間7月12日、世界最大級の映像の祭典コミコンのメイン会場に、司会に呼び込まれティム・バートン監督が登場すると6000人の観客は一斉に沸き立ちました。この日初披露となった映像は、クラシックなホラー映画を連想させる3Dオマージュ予告編、学校の教室シーンと屋根裏の秘密の実験室のシーンの2つのクリップで、ティム・バートン監督独特のビジュアル・センスと白黒3Dの融合は、目の肥えたコミコンの観客を熱狂の渦に包みこんだ。

作品の背景について監督は「この作品は、まだディズニーでアニメーターだったころにつくった最初のショートフィルムを基にしたとてもスペシャルなもので、子供のころから大好きだったモンスタ—映画や、フランケンシュタインなどのストーリーも加えて、3D、白黒でストップモーション・アニメーションで製作した本当に特別なものなんだ。ホラー、ユーモア、ハート、自分の子供時代の体験など様々な要素を加えたパーソナルな作品になっている」と語りました。

今回のコミコンでは、バートン監督のオリジナルスケッチ、撮影に使用したキャラクターの人形、セットや小道具を展示した「フランケンウィニー展」も開催され、お披露目イベントには、ティム・バートン監督、プロデューサーのアリソン・アバッテ、製作総指揮のドン・ハーン、主人公のクラスメイトエドガーの声優を担当したアティカス・シェイファーがサイン会を行った。