7月7日(土)ドキュメンタリー映画「LIGHT UP NIPPON 日本を照らした奇跡の花火」が,新宿バルト9他にて全国ロードショーされます。

2011年3月11日に起きた東日本大震災。未曾有の地震と津波による膨大な被害を受けた東北太平洋沿岸で行われた、10ヵ所での花火同時打上げ。それを可能にしたのは、たった一人の男の情熱と、「いつまでも下を向いてはいられない」と立ち上がった現地の人々の生きる力だった。900時間に渡って密着した映像を基に描かれる本作。
本作の<無料・チャリティ先行試写会>が、日本に先駆けてフランス・パリで行われました。

■日  時/現地時間7月1日(土)夜、
■場  所/パリ、シャンゼリゼ通りそばのプライベート上映会場エリゼ・ビアリッツにて
■来場者/在パリ日本人とフランス人 合計は150人程

東日本大震災から数ヶ月後に東北10ヶ所で花火を打ち上げようとした一人の男性を追ったドキュメンタリー『Light Up Nippon-日本を照らした奇跡の花火』の特別チャリティ上映会が実施され、150人以上の在パリ日本人をはじめ、フランス人達が多くの関心を持って上映に参加した。

由緒ある会場での試写会に集まった在仏日本人&フランス人約150人
今回、会場となったエリゼ・ビアリッツは、パリの中心地に位置し、過去にはジャン・レノをはじめ多くの俳優達もこの会場でワールドプレミアなどを行う、パリで最も有名な会場として知られている。上映にはパリ在住の日本人をはじめ、日本に興味があるフランス人達が多く来場し、改めて東日本大震災に関しての前向きな取り組みを行っている日本人の若者達を描いた本作に関して、海外で生活するパリ在住の日本人達からも「日本にいない自分でも何かできる」という事を実感してもらうことができる機会だった。

試写会を企画したのは、ミシュラン・シェフ 松嶋啓介氏と世界最高峰の日本人ギャルソン山下哲也氏
今回の上映会を企画したのは、フランス在住のミシェラン・シェフである松嶋啓介氏と世界最高峰と言われるカフェ・ドゥ・フロールで史上初の日本人ギャルソンとしてパリで活躍している山下哲也氏が全ての運営を企画・実施した。
 上映後には来場者から寄付を集め、1518.5€+2000円(約15万2000円)が一晩で集まった。

原発先進国フランスに住む方々の反応
上映後「去年の震災時には、フランスに居てただインターネット等から流れる映像を見ることしかできなかったので、この映画を観て自分にも出来ることが見つかった」と目を赤くして会場を後にしたパリ在住の日本人留学生や、「日本のエンターテインメント映画はパリでも上映されているが、こういったドキュメンタリーは、パリではあまり観ることが出来なった。素晴らしい機会を与えてくれて感謝しています」とコメントした在仏の日本人の奥様と子ども達、「原発推進国のフランスで”原発反対”と叫んでも、日々の生活がどうなるかの不安もあるが、日本人とかフラン人としてではなく、人間として、原発に頼りすぎている生活を変えていかないと」と戒める日本人男性もいた。一方、会場にいたフランス人は「前向きな日本人の映像に、改めて頭が下がる。この花火を打ち上げようと企画した高田さん達のカリスマ性が花火というパワーに昇華したんだと思う。日本人の感情は一件優しい感じに見えるが、実はとてもアツいものが流れているんだということを認識させられた。」と、日本人に対する感想も寄せた。