この度、ビルマ民主化運動のリーダーであり、1991年にアジア女性としては初のノーベル平和賞を受賞し、4月1日のミャンマー議会補欠選挙で見事当選したアウンサンスーチーの半生を描いた物語「The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛」(7月21日公開/配給:角川映画)が全国公開する運びとなりました。

本日、アウンサンスーチーを演じたミシェル ヨーと、リュック ベッソン監督が来日舞台挨拶を開催いたしました。

◆日時 6月26日(火) 18:30 [上映前]
◆場所 ヤクルトホール
(東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル)
◆登壇者 リュック ベッソン監督(53) ミシェル ヨー(49)

MC:ヒロイン、アウンサンスーチー役を演じました ミシェル ヨーさんです。日本の皆さんに一言ご挨拶をお願いします。

ミシェル ヨー:おはようございます。私はミシェル ヨーです。(日本語)

MC:本作品のメガホンを執られました リュック ベッソン監督です。日本の皆さんに一言ご挨拶をお願いします。

リュック・ベッソン監督:皆さんこんにちは。30年来、日本には何度も来日しています。去年の311直後にも来日しています。良い時も悪い時もみんなといたいと思っています。なぜなら、日本は私の二つ目の祖国だからです。

MC:(監督へ)映画の製作までの経緯とミシェルをスーチー役に抜擢した 経緯について

これから上映があるので、あまり深く話してしまうとよくないですが、実はミシェルがこの脚本で僕にプロポーズしてくれたんだ。当時フランス映画業界は厳しく、私は無職でした。ミシェルはプロデュースを頼んでくれましたが、私は脚本を読んで泣き、ぜひ監督をしたいと言ったんです。

MC(ミシェルへ)今最も注目を集める女性、アウンサンスーチー役を演じる上での役作りでの苦労や工夫した点について

この映画は愛だけで作った映画です。実際にビルマで置かれている苦境を考えれば苦労は何でもありません。

役作りで一番苦労したのは10キロ痩せたことです。(監督がじっとミシェルを見つめる)監督がいいって言ったじゃない(笑)

リュックは最高の演技を引き出してしてくれる監督です。タイトルは「the lady」ではなく「ジェントルマン」と言っても過言でもありません。ジェントルマンとはマイケルアリスのことです。これはマイケルアリスの物語でもあるんです。また、彼女は違う目で、アイコンとしてではなく、女性であり、二児の母であり、何もよりもよき人として、インスピレーションを皆さんに感じていただきたいです。

監督:へーそうですかー(日本語)

場内:笑

MC(監督&ミシェルへ)

スーチーさんとの秘話について (撮影中に会われたそうで…。 どこで、どんな様子でどんなお話をされたのか)

ミシェル:何度か会っています。一度目は2010年の11月の撮影中に。バンコクで聞いて、みんなで飛行機で会いに行こうとしたがビザが下りたのは私だけでした。監督はもう少しで大きなシーンがあるからとスケジュールを気にしていましたが、私は行きました。とにかく非常に興奮し、実際に自宅に向かう車ではシュールな気持ちがしました。なぜなら今映画で撮っている自宅の前はセットと同じものだったからです。私はまるでその場所を知っていたかのように家に入りました。初めて彼女に会った時、挨拶をしていいのか、深々とお辞儀をすればいいのか、どうしていいか分からず戸惑っていたら、彼女は大きく手を広げて私を抱きしめてくれました。本当に素晴らしいひと時を過ごせました。

監督:ミシェルが彼女と会った数週間後に私は会いました。ミシェルが言っていたように、セットと同じものがそこにはありシュールな気持ちでした。そして、自分が映画で撮っている「The Lady」(ミシェル)と本物の“The Lady”(スーチー女史)が夢か現実か分からなくなるほど似ていて、彼女もまたミシェルそのものであり、非常に混乱して、シュールでした。人生、ビルマ、子供について語り合い、映画について聞こうと思っていましたが、話すのを忘れてしまったと後で思い出すくらいパワフルな人でした。

●記者からの質問

質問:ミシェルさん。私はビルマから来た政治難民です。現在東京大学二年生で、ビルマの政治民主化について研究しています。今日はビルマで現在置かれていることについて、繊細に描き出した鮮明に演技をしてくれたミシェルに代表としてお礼を言いたいです。そして、アウンサンスーチーさんがパリに行こうとして、しかしビルマは現在、民主化に向けて進もうとしています。しかし、投獄されている政治犯もいます。そこで私自身もこの予告を見て、当時を体験したこともあり、涙が止まらず、フラッシュバックをしたような気持になりました。今のビルマの人々、そしてアウンサンスーチさんにメッセージを送るとしたらどんな言葉を送りますか?

ミシェル:最初のビルマ語の挨拶で、ビルマの方だと分かりました。女史はパリにいますが、ビルマの方々に伝えたいことはこの作品に全て詰まっています。我々も外側からこの国に対して大きなスポットを当てたいと思います。質問者の方もいつか国に帰れることを祈っています。この作品を見てビルマの方々への思う気持ちが芽生えてくれればいいと思います。

監督:私がビルマを思う気持ちは2時間あります。それはこれからここで上映されます。

監督:最後に一言だけ付け加えさせてください。この物語はとても悲しい出来事ですが、真実のお話です。

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