映画『サニー 永遠の仲間たち』公開後、サニー中毒者とも呼べる熱を持った人々が日々増殖しています!
そこにサニー世代の二人が殴り込み!!「私たちにサニーを語らせて!!」
大根仁さん(映像ディレクター)と小島慶子さん(タレント・エッセイスト・ラジオパーソナリティー)のトークショーの開催しました!

映画『サニー 永遠の仲間たち』トークショー
「俺たちの、私たちのサニー!」
日時:6月16日(土)21:20〜21:40
場所:Bunkamuraル・シネマ(渋谷)
登壇者:大根仁(映像ディレクター)、小島慶子(タレント・エッセイスト)

トークショー冒頭で、本作は4〜5回と何度も観るリピーターが続出し、一部の間で観なおすことを’おかわりサニー’と呼ぶ人がいるとMCから伝えられると、小島さんが「おかわりサニーの人?」と問いかける。多数の来場者の手が挙がり、冒頭から熱気ムンムン。
『サニー 永遠の仲間たち』愛にあふれる濃密なトークショーとなりました。

──この映画との出会いは?
大根(以下、大):半年くらい前に知り合いのプロデューサーから絶対大根さん好きだよ、と薦められて気にはなっていました。撮影していたドラマがクランクアップした次の日の朝イチに『サニー』を観て、はまりました。冒頭の5〜6分、ナミのセレブ生活に、あれ、失敗かなと心配になったんですが、女子高時代に戻るワンカットが素晴らしく、持っていかれました。
そこからは目に涙を浮かべながら、でしたね。ああいうワンカットでみせる力が、映画力としてすごい作品だと思いました。
小島(以下、小):私は水道橋博士のツイートで気にはなっていたのですが、なかなか観るタイミングがみつからずだったのですが、今回のトークショーのお話を頂いて良いきっかけで見ることができました。時間が巻き戻る感覚でしたね。
大:おもしろいなと思うのは、男同士は高校、大学〜社会人になってもずるずると友情が続いていくんだけど、女性はスパっときれるんですよね。そうかと思えば久しぶりに会っても、また急にその仲が良かった時代に逆戻りできるという。
小:たしかに。でも、埋めがたい溝を感じることもありますよ。女性はきっと、付き合う男性の系統で友人も変わっていくと思います。
仕事を続ける人、子供が居る人、そうでない人──ものすごくたくさんの人生の分かれ道があって、そこで同類を選んでいく気がします。
大:僕が作る映画とも似ていて、こういう映画を次につくってみたいと思わさせられる、理想型だなと思いました。
僕の作品で言えば『モテキ』とかと同じ意志を持って作っている監督かも。
小:あ〜、だから今日ここに大根さんがいるんだ!納得しました! 
大:いろいろアラを探すとあります。大人になったナミたちが制服で殴りこみにいくところとかね。
前後の脈略もなくいきなりだから破綻してると思う。
小:でも、その前後を描かれてもさ、って思っちゃいますよね。
大:だからこういう描写は積極的にやってもいいぞと思いました。正直、警察につかまったけど、本当は旦那が保釈金を払ってくれただとかその理由を知る必要はないんですよね。もうこんなに面白いんですから、周りの人に薦めるのは義務だと思います。今日ご覧頂いた人はぜひ周りの方にも薦めて頂いて、もっとヒットしてほしいと思います。
小:本当に。たくさんの人にみてもらって、いろんな人とサニー談義ができればと思いました。