6/16(土)、ラブ&エロス シネマ・コレクション2nd シーズン“Summer”の第一弾、嘉門洋子主演「農家の嫁—三十五歳、スカートの風」が初日を迎え、16日(土)は初日舞台挨拶として、嘉門洋子、勝矢、伊藤梨花子、山内としお、吉岡睦雄、谷本幸優、金田敬監督が登壇しました。

金田敬監督:ひょっとしたらあったかもしれない人生を追いかけて走り出す女性のロードムービーです。嘉門さんは極寒のなか、薄いワンピースだけでがんばってくれました。

嘉門洋子:このタイトルになっているスカートの風って、韓国語で女性の自立を意味するらしいんです。私事ですが、この作品の前作で初めてオールヌードで芝居をさせていただいて、その後初めての映画出演なんです。その期間すごく不安で「わたし裸になっちゃったからもうだめなのかな?」とか。でもこの作品にはいろんなベッドシーンがあって、ベッドシーンでも色んな表現やセックスがあって、女性の自立とかそういう風に表現ができるように幅がひろがったんだなと思って、とても感謝しています。

勝矢:農家という役だったんですが、農業の知識もなにもなかったので菅原文太さんの農業の手伝いをしている友達に聞いたりしました。農業のなかでのとくにトマト農業をされている方はこだわりを持っている方が多いらしくて、そういうことも映画のなかにちりばめられているので、細部まで見逃せない映画だと思います。

山内としお:とにかく寒い時期の撮影で、寒くて口が回らない状態で。NGを出さないように必死でした。スタッフもキャストもいいメンバーに恵まれました。

伊藤梨花子:本当に寒かったです!(笑)撮影が終わったあと風邪をひくくらい寒かったんですが、現場が楽しくて終わるのが寂しかったです。

吉岡睦雄:ほとんどが嘉門さんとのシーンで、やべーよやべーよと思ってたんですが、車の中のシーンを撮る時に、嘉門さんが「吉岡さんはMなんですか?」って聞いて来たんですよ。「Mだよー!」って、すげーコーフンしました(笑)

谷本幸優:初の映画出演ですごく緊張しました。ストリートミュージシャンの役なんですが手がかじかんでひけなくなっちゃったときに、スタッフの人がホカロンを突っ込んでくれて。自然との勝負みたいになってました(笑)

なお、6/21には嘉門洋子×金田敬監督のトークショーを予定。6/23〜浜田翔子主演「ちょっとエッチな生活体験—接吻5秒前」6/30〜丸純子主演「セカンドバージンの女 通り雨」を公開する。