先日のカンヌ国際映画祭に出品した際も大絶賛され、日に日に公開への機運が高まっていた本作がついに初日を迎え舞台挨拶を実施しました。

三池崇史監督、太賀誠役の妻夫木聡さんと早乙女愛役の武井咲さん、岩清水弘役の斎藤工さん、高原由紀役の大野いとさん、エンディングテーマ「笑っててくれよ」を手掛けるかりゆし58のヴォーカル・ベースをつとめる前川真悟さんが登壇して初日舞台挨拶を行いました。

『愛と誠』初日舞台挨拶詳細
【場所】新宿バルト9 シアター9
【日程】6月16(土)
【登壇者】三池崇史監督、妻夫木聡さん、武井咲さん、斎藤工さん、大野いとさん、前川真悟さん(かりゆし58)

【『愛と誠』初日舞台挨拶レポート】

皆が待ちに待った公開初日を迎えた『愛と誠』。
会場には舞台挨拶の回を鑑賞しようと、多くの観客がつめかけもちろん満席。

上映終了直後に行われた舞台挨拶だったため、
今まではあまり触れることができなかった物語の内容に踏み込んだ
熱いトークが繰り広げられ会場が一体になると、さらに岩清水の名言「君のためなら死ねる!」を流行語にするべく、「○○のためなら死ねる!」を登壇者それぞれから発表いただき、意外な答えが飛び出すなど、終始大盛り上がりの舞台挨拶となりました。

【トーク内容】

MC:一言ずつご挨拶お願いします。

妻夫木聡さん:今日は朝早くから本当にありがとうございます。
(登場の時に自分の歌唱した「激しい恋」が会場に流れたため)
こんなに恥ずかしい登場は初めてです。映画を観てない人だったら宴会がはじまったと思うんじゃないですか(笑)。
ようやく初日を迎えられ、こんなに多くの人に来ていただいて嬉しいです。

武井咲さん:今日は来ていただいてありがとうございます。
皆さん作品はいかがでしたか?(会場大拍手)
私も楽しく演じさせていただいた作品を、皆さんも楽しんで観ていただけたようで嬉しいです。

斎藤工さん:(斎藤さん演じる岩清水弘のセリフ「眼鏡は顔の一部だ!」にかけて)
顔の一部である眼鏡が無いので不安です(笑)。
足元悪い中多くの人にご来場いただきありがとうございます。
日本のトップのクリエイター、キャストの方々とご一緒させていただき、今のエンタテイメントを更新したと思います。
ここにいる皆さんは仲間ですので、是非広めてください。

大野いとさん:雨の中来てくださってありがとうございます。
オーディション、撮影を経て公開を迎えこんなにたくさんの方に観ていただけるので、嬉しいです。今から(舞台挨拶を)楽しむ精神でがんばりますので、皆さんも楽しんでください。

前川真悟さん(かりゆし58):はじめまして、前川です。
豪華なキャスト、凄い監督の作品で映画という非日常から日常へ橋渡しをするエンディングテーマを担当させていただきました。
「笑っててくれよ」も映画ともどもよろしくお願いします。

三池崇史監督:はじめて観終わった後のお客さんの前での舞台挨拶ということで、投石に備えてヘルメットを被って登場しようと思ったのですが、幸い皆さん作品を楽しんでいただいたようで良かったです。
朝から見るのはどうかなと思いますが、精一杯つくりました。
公開を迎えこれから映画は皆さんのものになりますので、広めてやってください。

※ここで、皆さんから「○○のためなら死ねる!」というお題をフリップに書いて発表いただきました。

三池監督:「真樹日佐夫さんのためなら死ねる」
梶原一騎さんの実弟でVシネ、空手の先生でした。
本作の完成をまたずして亡くなってしまったので、天国で梶原先生とケンカしているかもしれません。

前川さん:「生活のためなら死ねる」
新曲に生活がかかっています!よろしくお願いします。

大野さん:「パンのためなら死ねる」
パン屋めぐりが大好きなんです。パン屋めぐりが趣味という男の子がいたら、好きになってしまう位なんです。世界中のパンを食べつくしたら、死んでもいいかなと(笑)。でも3食パンだと気持ちわるくなっちゃいます。
(みんなからそこまで好きじゃないじゃんと突っ込まれて、会場爆笑)

斎藤さん:「桃のためなら死ねる」
鮭とばと迷ったんですが、一番好きな食べ物なので。
桃を絶やさないためなら、死ねる…いや死ねないかもしれません。
初夏に皮をむいてかぶりつくのが……あれお客さんが一人出てっちゃいましたね、
完全に僕のせいです。

武井さん:「地球人を守るためなら死ねる」
色々考えたんですけど、本当に死ねないんですが宇宙人が侵略してきて武井咲を差し出せといわれたらしょうがないかなと思います。

妻夫木さん:「作品のためなら死ねる」
皆が出した後で真面目な感じのものは出し辛いなぁ。
色々役作りが苦しい時もあるけれど、作品を良くするためなら何でもするという気持ちで臨んでいます!

MC:それでは、皆さんにメッセージをお願いします。

三池監督:作品が私からのメッセージなので、あとは主演の妻夫木さんからお願いします。

妻夫木さん:観てもらったみんなが笑顔で、席も埋まって安心しました。
アクション、歌、踊りと盛りだくさんだったので、体力がないなと思いました。
年の差がありますからね(笑)。
学ラン姿、自分的にはイケてると思ったんですが、皆さんどうでしたか?
(会場から拍手)。伊原さんの歳でもできるんだと勇気をもらいました。

ここにいる人たちは、今までやったきた宣伝を気にしてくれて、来てくれたと思うので、やってきたことが間違いでは無かったと思います。
三池さんの熱意に信じてついて行った結果、本当に素晴らしいものが出来上がったので癖になる映画だとみんなに広めてください。
初日から来てくださり、ありがとうござます。