この度、三池崇史監督、太賀誠役の妻夫木聡さん、早乙女愛役の武井咲さん、愛の母親役と本作の主題歌を手掛けた一青窈さんが登壇し、映画『愛と誠』ジャパンプレミアを実施いたしました。

映画『愛と誠』ジャパンプレミア

■日時:6月13日(火)
■場所:新宿バルト9 シアター9
■登壇者:三池崇史監督、妻夫木聡、武井咲、一青窈

ジャパンプレミアのオープニングを飾ったのは、一青窈さんが歌う主題歌「愛と誠のファンタジア」。一青さんの登場で、会場からは割れんばかりの歓声があがるも、曲が始まると一変、静まりかえりお客さんはみな素敵な歌声に聞き入っているようでした。
その後、会場の興奮冷めやらぬうちに、妻夫木さん、武井さん、三池監督が続けて登場しました。

先日の第65回カンヌ国際映画祭ミッドナイトスクリーニング上映された模様がスクリーンに映し出され、スタンディングオベーションの場面では会場からも「おぉ!」と拍手が沸き起こりました。

さらに同日の昼間、三池監督の母校である大阪の「常翔学園」にて上映会イベントを実施し、三池監督と妻夫木さんがサプライズ登壇、生徒500人から武井さんへのラブメッセージボードと500通のラブレターを預かってきたことを報告いたしました。

【ジャパンプレミア 質疑応答】

〜一青窈さんによる「愛と誠のファンタジア」歌唱披露〜

MC:はじめに、一言ずつご挨拶をお願いいたします。

妻夫木聡さん:ジャパンプレミアに来ていただき、ありがとうございました。
キレイな歌声のあとに、僕の声ですみません!(笑)

武井咲さん:今日は来ていただきありがとうございます。
映画楽しんでください。

一青窈さん:突然歌いだしてビックリさせてしまいましたね(笑)
ミュージカルに憧れていたので、こういう音楽劇のような映画に
出られてうれしいです。

三池崇史監督:きっと一青窈さんの新しい一面を楽しんでいただけると
思います。今日はよろしくお願いいたします。

MC:オープニングではエンタテインメント作品にふさわしく、
一青窈さんのすばらしい歌声からスタートいたしました。
満員の会場で、共演者・監督を前にしての主題歌の生披露
いかがでしたか。

一青さん:うれしいです。この曲、実際は愛さんと誠さんも歌っているんですよ。

妻夫木さん:そうなんですが・・・袖から聞いていてやはり
プロは違いますね〜。歩きながら歌うなんて出来ませんよ!
役の上でならいいですけれど、素の自分ではとても歌えません(笑)

武井さん:歌うのは楽しかったです。一青さんの歌が入ったデモテープを聴いたら、
私も歌がうまくなったような錯覚に陥りました(笑)。

一青さん:書き下ろしの曲なんですが、語りの部分を入れたくて、
映画音楽として生きるような言葉選びをしました。
たくさん笑って、元気をもらえる作品です。

〜カンヌ国際映画祭の模様VTR〜

MC:スタンディングオベーションが起こっていますね!
ご覧になっていかがですか。

三池監督:やらせっぽくていい感じでしたね(笑)。
フランスの人って変わっているんですよね。

MC:映像をご覧になって、世界の三池監督作品にご出演されての
お気持ちを改めてお聞かせください。

妻夫木さん:世界の方に観てもらえるのはうれしいですね。
一生懸命やったのを受け入れてもらえたのは光栄です。

武井さん:恥ずかしいですね。現場は楽しくて、世界が評価してくれたこと、
三池監督の作品に出られたことがとてもうれしいです。

MC:一青さん、現場はいかがでした?

一青さん:夫役・市村さんの劇団四季仕込みのターンと足さばきが
すごかったです。パパイヤ鈴木さんの振り付けもどんどん
加熱して、感心して見てましたね。

MC:実は本日、三池監督と妻夫木さんは朝から大阪で、
本作のイベントにご出席されてからジャパンプレミアに駆け付けていただいた
という弾丸スケジュールだったんですよね。
三池監督の母校「常翔学園」にて、生徒500人が映画を鑑賞、監督・妻夫木さんと
熱いトークを繰り広げられたようです。
久しぶりの母校はいかがでしたか。

三池監督:33年ぶりで、進学校になっていたりと変わっていたけれど
懐かしいですね。上映の機会をつくってくれたこと本当に感謝しています。

MC:高校でのサプライズイベントは初めてかと思います。
ご出席されてのお気持ちをお聞かせください。

妻夫木さん:もう少しで胴上げされそうな勢いでしたね。
ラグビーが強いからみんなムキムキなんですよ!
男子が多いから、武井咲ちゃんじゃないのか〜という雰囲気が・・・。

(生徒から「武井さんと密着するシーンで何を感じたか?」の質問に、
「何も感じていない」と妻夫木さんが回答したことを聞いて)

武井さん:何も感じないと言われるのも寂しいですね〜。

MC:大阪のイベントでは、とても大事な任務があったと聞いておりますが・・・

三池監督:武井さんに来てほしかったのかな・・・。
私の後輩「常翔学園」の生徒500人から、武井咲さんへの
ラブメッセージボードと500通のラブレターを預かってきました。
重かったです・・・。

〜ラブボード・500通のラブレターを武井さんが受け取る〜

MC:たくさんの愛が大阪から届きました。今のお気持ちをお聞かせください。

武井さん:うれしいですね。(ラブレターをひとつ取って読み上げると)
「ファンではありませんが・・・」って、本当にラブレターなんですか?(笑)
こんなにもたくさん愛されて、ファンじゃない方もいらっしゃいましたが
本当にうれしいです。

MC:500通のラブレターひとつひとつに温かいメッセージが詰まっていると思います。
「常翔学園」のみなさんに一言メッセージをお願いいたします。

武井さん:いつかまた三池さんの作品に出て、いっしょに学校へ行きたいですね。

MC:最後に、これから映画をご覧になるみなさんに向けてメッセージをお願いいたします。

妻夫木さん:いろんなものを詰まっている作品。アクション、歌、ダンス、
コミカルな部分があって、原作の「純愛」も生かされています。
癖になる映画だと思います!観ようか迷っている人は、ぜひ一歩を
踏み出してほしい!腐った絆創膏のような、もう一度嗅ぎたくなるような映画です。
周りの人にもぜひすすめてください!

武井さん:私自身、この映画がすごく好きで、演じていて楽しかったです。
みなさんにも楽しんでいただきたいです。

一青さん:歌謡曲が生まれ変わった、新しい側面も楽しんでいただけたら
うれしいです。

三池監督:本当のメッセージは、映画の中に込めています。
今日はみなさんにとってよい日になったらうれしいです。