第36回ソウルインディペンド映画祭最優秀作品賞などを受賞した韓国のインディペンデント映画「短い記憶」が今週末より日本で公開される。公開に先立ち、監督のミン・ヨングンさん、主演女優のユ・ダインさんが都内で舞台挨拶を行った。

監督は、公開にあたり「映画祭の場と違って、公開の場で観客の皆様とお会いできて意味深い席になってうれしい」とコメント。主演のユ・ダインさんは「映画を通じて日本に来日するなんてビックリというか不思議な気持ちです。」
作品は、2年前のソウルインディペンド映画祭でお披露目され、2010年の釜山国際映画祭「韓国映画の今日-ビジョン」部門でも監督賞を受賞するなど、韓国以外でも注目を集めた作品。
監督が、ニュース報道で知った事件をきっかけに韓国の社会問題などを取り入れた物語に仕上げた。監督は「」

撮影中で苦労した点で監督は「犬が沢山登場するシーンがあるのですが、ラストの1頭以外は、すべて訓練をうけていない犬だったので、それが大変でした。」と。
ユ・ダインさんは「主人公のヘファのだんだん変わっていく気持ちの変化に注意しました」。
彼女が演じる主人公のヘファは、幼くして妊娠し、恋人にも逃げられ、動物遺棄という社会の中で動物を救おう働く女性を演じ、映画祭などで話題になり、韓国映画評論家協会賞新人女優賞を受賞しました。
ユ・ダインさんは、観客に「感情表現を作ることがとても難しかった」で苦労も語った。

作品は、6月9日(土)より全国のコロナシネマワールドほかにて順次公開される。