『ホット・ファズ』のエドガー・ライト製作総指揮—ロンドンの団地不良キッズたちが、襲来するエイリアンと生き残りをかけたバトルを繰り広げる作品『アタック・ザ・ブロック』が、6月23日(土)より渋谷シネクイント他、全国で順次公開となります。

この度『アタック・ザ・ブロック』の公開を記念して、団地を語らせたら右に出るものはいない「団地団」(大山顕、佐藤大、速水健朗)の方々に、「団地団夜 2ND SEASON」と題したトークイベントにて本作の魅力を語っていただきましたので、ご報告させて頂きます。

<概要>
●日時:6月3日(日) 19:00〜
●場所:阿佐ヶ谷ロフトA 杉並区阿佐谷南1−36−16ーB1
●登壇者:団地団(大山顕、佐藤大、速水健朗)

6/3(日)映画『アタック・ザ・ブロック』の舞台が団地ということにちなんで「団地団〜ベランダから見渡す映画論」という書籍も出版した、もはや団地を語らせたら右に出るものはいない「団地団」のトークイベント“団地団夜2ND SEASON”が阿佐ヶ谷ロフトで行われた。
会場となった阿佐ヶ谷ロフトAは飲食をしながらイベントを楽しめるスペースの為、登壇者もお酒を片手に観客と乾杯をし、映画『アタック・ザ・ブロック』の予告編と共に、賑やかなイベントの幕開けとなった。当日の会場内で団地団に会うのが初めてというお客さんがわずか5人程という、熱狂的なファンを持つ団地団だが、「マーケティング的には新規顧客開拓には失敗しているよね」と会場の笑を誘った。

団地が出てくる映画がある限り語り続けるというユニット団地団は「もしアタック・ザ・ブロックがおもしろくなかったら今日のイベントやばかったですよー!」と『アタック・ザ・ブロック』を大絶賛。同作『アタック・ザ・ブロック』は南ロンドンの低所得者層の公共団地が舞台。団地に住む不良少年たちの縄張りに、突然隕石が落ちてくる。その隕石にはエイリアンが潜んでおり、次々と団地を襲うエイリアンに縄張りを邪魔された団地少年たちが立ち上がる。 団地団の三人は不良たちが団地を守るという団地愛が感じられるストーリーのほか、エーリアンと戦うというこんなにもくだらない事で夢中になる少年達、そして超クールな団地のビジュアルや団地の階段を駆け降りるシーン、歩道橋の撮り方など、あぁコイツわかってるなぁと思わせる内容にも心をくすぐられたそうだ。「疑問と答えが映像に現れていることがモンタージュの基本で、最初の30〜40分無駄かなと思うシーンが最後しっかり落ちてくる作品。映画のお手本的作品。」と賞賛していた。団地愛に溢れた作品で、映画好きとしても団地好きとしても楽しめる本作は、エドガー・ライトチームの中で一番の若手監督のデビュー作である。

トークは『スカイライン 征服』の高級マンションと『アタック・ザ・ブロック』の低所得者向けの団地を比較して考察するなど、作品自体を深く掘り下げ笑を誘い最高潮の盛り上がりに。宣伝の一環として同作の宣伝マンも登壇した。なんと意外なことに、同作宣伝マンも団地映画にゆかりの深い人物であることがわかり、映画トークで盛り上がった。宣伝マンがうっかり「団地はどこも同じ」「地味」という発言をすると、団地団は聞き捨てならない様子で「同じじゃないんですよ!全然地味じゃない」と反論していた。その後、製作総指揮のエドガー・ライトが同作を“super8mile”(『Super8』と『8mile』を掛け合わせた造語)と名付けたことから、エイリアン映画に話題が発展。 『Super8』や『宇宙戦争』にまで独自の目線で映画論を展開した。現在、Ustreamのアーカイブで、イベントの模様が配信中。

USTREAM 「団地団夜 2ND SEASON」: http://www.ustream.tv/recorded/23049920