子どもから大人まで多くのファンを持つ名作グリム童話の「白雪姫」を基に、CMディレクター出身の新進気鋭監督ルパート・サンダースが、これまでの白雪姫のイメージを一新させたアクション・アドベンチャー超大作『スノーホワイト』が東宝東和配給にて6月15日より日本公開となります。

この度、本作の日本語吹替え版声優として決定した女王ラヴェンナ役・小雪さんと、ハンターのエリック役・椎名桔平さんが本日、アフレコ収録にのぞみ、ミニ会見を行いました。

【小雪さん(女王ラヴェンナ)/椎名桔平さん(ハンターのエリック)の役どころ】
小雪さんは、オスカー女優シャーリーズ・セロンが演じる、自分の永遠の若さと力を保つため主人公スノーホワイトの心臓をありとあらゆる方法で狙う<美しい悪の女王ラヴァンナ>、椎名桔平さんは、スノーホワイトに女王と戦う術を教え、全身全霊で支える<ワイルドなハンター>の声を演じています。

■日時:5月16日(水)
■場所:サウンドインスタジオ(東京都千代田区)
■登壇者:小雪さん、椎名桔平さん

【アフレコ収録模様】
大人の魅力にあふれる椎名桔平さんは洋画のアフレコに初挑戦にもかかわらず、安定感のある演技で、出産後復帰1作目となる小雪さんは、あの有名なセリフ「鏡よ鏡。この世で一番美しいのは誰?」を披露していただきました。

【質疑応答】
Q.一言ずつご挨拶をお願いいたします。

小雪さん:こんにちは。実写映画のアフレコは初めてだったので、
今回は本当に楽しみにしていました。

椎名桔平さん:僕は実写の洋画のアフレコが初めてで、人が演じたもののアフレコは難しいですね。
基本は自分の呼吸で演じますが、監督の的確な指示があったおかげでやりやすかったです。

Q.今回、吹替えをしてみての感想と難しかった点などありましたら教えてください。

小雪さん:自分も同じ俳優という仕事をしているので、どういう思いで芝居をされているかがわかるのであわせようと思うのですが、言語が英語と日本語で違うところが難しいですね。
英語は的確に物事を伝える言語ですし、日本語は後ろにどんどん補足できる言語ですから、どう伝えていけばよいかすごく考えました。でも、難しいことに出会えるのは勉強になりますので、よかったと思います。

椎名さん:小雪さんがおっしゃったように、英語と日本語の違いは感じます。
同じ尺で言わないといけないというのは、普段の芝居では考えないことなので難しいですね。

Q.本作は誰もが知っている「白雪姫」が題材となっていますが、役を演じる上で、注意したことや参考にしたことはございますか?

小雪さん:シャーリーズ・セロンが楽しんで演じているのをすごく感じるので、そのイメージを変えないで伝えようと思いました。今までと違う解釈のストーリーで女王の人生や、椎名さん演じるハンターの描写も詳しく出てくるので、おもしろいです!

椎名さん:童話の中で、ハンターのキャラクターはあまり印象にないのですが(笑)、姫を救う役というのが好きなので、楽しく演じました。

Q.今回、吹替えでの共演になりますが、お互いの印象をお聞かせください。

小雪さん:ずっと前にテレビドラマで共演してから今回久しぶりに会って、ベビートークで盛り上がりました。

椎名さん:そうなんです。僕からは子育てのアドバイスもしましたよ!

Q.悪の女王役ということで、家族など周りの反応はいかがでしたか?

小雪さん:夫が「今までにやったことのない役だからおもしろいんじゃない?」と言ってくれました。
怖いだけでなく喜怒哀楽のある役なので、楽しんで演じています。

Q.小雪さんは名前に「雪」が入っているので、縁を感じたりしましたか。

小雪さん:確かに・・・縁があるのかもしれないですね!美術や衣装もきれいで、芸術的な面でも楽しめる映画です。

Q.「鏡よ、鏡・・・」のセリフは世界的に有名ですが、言ってみてどんなご気分ですか?
いつかお子さんに童話「白雪姫」を読みきかせをしてあげることもあるかと思いますが、演技に力が入りそうですね。

小雪さん:小さいころに私も読みきかせをしてもらった物語なので、アフレコをしてみて、本当に不思議です。ずっと語り継がれている物語というのは、すごいですよね。
うちは夫婦そろって俳優なので、絵本の読みきかせは、一般の人より確実にうまいと思います(笑)。