世界的アニメーションスタジオ、ディズニー/ピクサー作品の10作目のオリジナルストーリーとなる最新作『メリダとおそろしの森』(監督:マーク・アンドリュース)。主人公メリダの日本語吹替版本編声優に抜擢された大島優子さんが5月8日(火)午前、都内のスタジオで公開アフレコ会見を行った。

本作は、ディズニー/ピクサー史上初の女性主人公・王女メリダの冒険を描く、勇気と感動のファンタジー・アドベンチャー。スコットランドの森の王女としての責任から解放され、自由に生きることを求めるメリダが、ある日、禁じられている「森の魔法」を使ったことから、王国に呪いがかけられてしまい存続の危機に直面する…!というストーリー。

声優決定の発表からおよそ1カ月となったこの日、いよいよメリダとしてアフレコに初挑戦する大島さんは、メリダをイメージしたような淡いブルーの涼しげなワンピース姿で登場。詰めかけた取材陣の前で公開アフレコに臨んだ。
披露したシーンは<メリダの結婚相手を決める対決をメリダが得意の弓を使って阻止しようとするシーン>お転婆で芯が強いメリダを堂々と演じ、既にメリダのキャラクターになりきっているかのようだった。アフレコ後のフォトセッションでは、報道陣から作品に準えた弓を射る姿を突如リクエストされたが、ばっちりメリダらしくポーズをきめて撮影に応じた場面も。

公開アフレコ、フォトセッション後の記者会見では、司会者からメリダに決まった時の心境を聞かれ、「ディズニー/ピクサー作品が大好きなので、(今回の声優決定を受け)まるで夢のようです」と当時の興奮を思い出しながら話した。また、初めてハリウッド作品に携わることについては、「(ハリウッドについて)気にすると萎縮してしまうので、なるべく意識しないようにリラックスしてメリダを演じたい」と気負わず、初めてメリダの声をあててみて難しかった点などを聞かれると、「(話す相手との)距離感をつかむのが難しいですが、どんな声を出したら良いか考えながらアフレコするのが楽しいです」と話し、「実際にメリダの動作に合わせ動いてイメージしています」と、すでに本番モード。メリダと自分の似ているところについては、「自由奔放でお転婆なところが似ている。メリダは母親だけど、私は父に、控えめでいなさいなど、よく小言を言われます」と、報道陣の笑いを誘っていた。作品に登場する森の魔法をもし使えたら?という質問には「自分に魔法をかけて永遠に魔法を使えるようにしたい!」と欲張りな一面も見せ、終始作品の世界を楽しんでいる様子だった。

最後に、アフレコに臨む意気込みを聞かれると、「メリダはお転婆で男勝りだけど、母親をとても愛していて、前に進みたいという芯の強さを持っている。みんなに愛されるように頑張りますので、是非ご覧ください!」と力強いメッセージで会見を締めくくった。 大島優子さんが声優を務めるこの夏最注目の映画『メリダとおそろしの森』は、7月21日より全国公開されます。