この度、映画『女ドラゴンと怒りの未亡人軍団』の第二弾劇場トークショーが開催されました。
ゲストに中平一史監督と亜紗美さんを迎え、中平監督から観た、女ドラゴンと70年代のピンキーバイオレンス映画との共通点とアクション女優として活躍中の亜紗美さんから観た本作品のアクションについて語って頂きました!
お二人の今後のお話までして頂き、内容の濃いトークショーとなりました。

●5月5日(土)@シアターN渋谷 ゲスト:中平一史監督、亜紗美さん

【亜紗美】
 私がアクションをやっているということで、今回劇場トークショーに呼ばれました。なので、アクションについて触れていけたらと思います。まず、この作品の感想ですが…序盤でストーリーを追うのを止めましたね(笑)でも後半のアクションは飽きずに観れました!こういう訳の分からないぐちゃぐちゃした世界観好きです。
 ツボだったシーンは、お父さん役のリッチー・レンがブルーバックの前で馬に乗って笑うシーンです。試写で観た時もそこで笑いすぎてしまって、隣の人にシー!と注意されちゃいました(笑)あとは、男たちが橋になるシーン!井口昇監督も「女は強く美しく、男はゴミのように」と言っていて、そういう点ではこの作品もその言葉に合っていると思います。ジャッキー・チェンの好きな所は、その身体能力でそこでワイヤー使わなくても良いだろっていう所で、ワイヤーを使う部分です。この作品もワイヤーアクションが多くてジャッキーらしい作品ですよね。
 出てくる武器で好きなのは、棒の先に鉄球が付いているもの!あの武器でぐちゃっとするシーンでテンション上がりました!このシーンは香港のラジー賞で最低シーンに選ばれたみたいですけど、何でですかね?私は好きです!
 好きなキャラクターは、剃毛して角刈りになった女性です。私も角刈りでワイヤーアクションやりたい!中平監督にも前からずっと劇中で髪の毛を切りたいと言っていて、今もそれに備えて髪の毛を伸ばしてるんです!早くやらせてくださいよ!(笑)
 今後やってみたい役に、未亡人でアクションをって言おうと思ってたんですが既に『片腕マシンガール』で未亡人役でアクションをやっていました(笑)なので、また何年か経って成長したら未亡人役でアクションをやりたいですね。
【中平一史】
 この作品の感想ですが…日本語のタイトルにやられました!このタイトルを一つ一つの単語にすると素晴らしいですよ。「女ドラゴン」、「怒り」、「未亡人」、「軍団」って全部僕らが中学生の時に好きだった単語じゃないですか!この作品はキャラクターを絞って観ると良いかもしれないですね。僕はお母さん役の安否を気遣いながら観ていました。(笑)
 70年代のピンキーバイオレンス映画と女ドラゴンと怒りの未亡人軍団の共通点はビジュアルでいうと剃毛のシーンですかね。当時の作品の予告でいきなり女性が剃毛するシーンがありまして、女性が丸刈りになるのはとても衝撃的なものでした。あとは、男性のピンキーバイオレンス映画だと男が女性の為に散っていくというのが定番ですが、この作品も女性が女性上位の為に散っていきますよね。集団で戦うというのもピンキーバイオレンス映画の特徴ですが、この作品は如何せん人が多すぎる!(笑)
 ツボったシーンは、男たちが橋になるシーンです。男たちをモノのように扱って、その上を女性たちが踏んで歩いていくっていう。このシーン大好きです。この作品は女性が観ていて気持ちよくなれる映画だと思います。リッチー・レンがやさ男(優しい男)ですよね。
 出てくる武器ですが、やはり主婦だからせっせと唐辛子を作っているところが良かったです。あとは、盾のワーム!
盾を組んで色々角度を変えて槍を避けるやつ、あれやりたいですね(笑)
 今後はスケ番ハンターズの続編も製作予定ですが、もし実現したら亜紗美さんに是非角刈りにしてもらいたいです!(笑)

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