『アヒルと鴨のコインロッカー』『ゴールデンスランバー』など宮城・仙台を舞台とした傑作を送り出してきたチームが、再び集結しオール仙台ロケによって製作された映画『ポテチ』は、5月12日(土)より全国公開に先駆け、4月7日(土)より宮城県内6劇場で先行公開され各劇場で満席続出。温かくも力強い物語に感動の声が相次ぎ、幅広い層から支持されリピーターも続出。ついに観客動員1万人を突破しました。

この日は大雨にも関わらず、たくさんのお客さんで会場は満席となりました。

濱田岳は、「お足下の悪い中、お越し頂きありがとうございます。満席にして頂いてありがとうございます。僕たちにできることは、とにかく一生懸命に楽しい映画をつくることだという想いでこの映画をつくりました。だからこうして、皆さんにお観せできて本当に嬉しいです。」と挨拶。
また、「僕はこうして舞台挨拶する機会は東京より仙台のほうが多いです。仙台で舞台挨拶することが一番多いと思います。今日のように一人で舞台挨拶することは東京では苦手なのですが、仙台はホームグラウンドのような場所ですので、とても気が楽で楽しいです。」と語った。

仙台での撮影に関しては、
「今回、やはりサポートメンバーの方の力が大きかったです。野球場のシーンで、サポートメンバーの方が野球観戦するエキストラの方々を1日に300人以上集めてくれたり、3日撮影があったので約1000人ですね。ほんとプロ顔負けのお仕事をしてくれました。僕が、球場の外野席を走るシーンで、たくさんのサポートメンバーやエキストラの人たちの姿を見て、なにか込み上げてくるものがあり自然と涙が出てきました。台本にも書いていないのに。あの光景と経験はとても不思議で、想像を絶するものがありました。」
と語り、

最後に本作の見所、もう一度観て欲しい願いも込めて、
(夏の8月下旬から9月上旬でとても暑い時期の撮影であった上に、部屋のシーンでは撮影の邪魔になるためにクーラーをつけられないため、非常に暑かったため)
「いかに僕の首筋が叶姉妹を越えるくらい(汗で)光っているかを、確かめてください。」と語り、
最後に「中村監督からさっきメールが届いて、“またいつか仙台に戻ってきます”と仙台の皆さんへ伝えてほしい。」と代弁した。

本作『ポテチ』は、昨年発生した東日本大震災を受け、仙台在住の作家・伊坂幸太郎と、その伊坂作品の映画化をこれまで幾度となく成功させてきた監督・中村義洋による「これまでと変わらず、もう一度仙台で映画を」との想いから昨年5月に映画化の話が立ち上がり、主演の濱田岳、音楽の斉藤和義をはじめ、その趣旨に賛同したスタッフ、キャストによって、その3ヶ月後の8月にはクランクイン。わずか8日間の撮影期間ながら延べ1000人におよぶ、地元・仙台のエキストラ、ボランティアスタッフに支えられ完成した『ポテチ』がいよいよ5月12日(土)より全国公開となります。