今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭でベストアクトレス賞(菜葉菜)を受賞した「どんずまり便器」がユーロスペースにて初日を迎え、監督、キャストが舞台挨拶を行った。

主演の菜葉菜さんは「撮影がすでに3年前のことで、当時の自分の気持ちがすっきりとしていない時で、何かを吐き出したと思っていた時に頂いた脚本で、ナルミという役を通じて自分の思いを吐き出していたような感じだったと今、思い起こします。」と挨拶した段階で号泣。
「小栗監督が朝、メールを頂きナルミ役が菜葉菜さんで良かったという内容をもらい、当時、監督とともに、同じ悩みを抱えていてこの役を作ってきたので、本当に監督と出会えて嬉しかったです。」
小栗監督も「素晴らしいコメントを頂き・・・・自分は役者さんの演技をもってしか表現することしかできないので、この作品を通じて悩みを解消していったので、素晴らしい役者さんに出会えて嬉しかったです」と泣きながらコメント。

菅田俊さんは「ちょっとした役ですが、これから才能ある監督の作品に出れて良かったです。それと菜葉菜ちゃんの魅力全開の作品ですので、宣伝して頂ければ嬉しいです」

審査員からベストアクトレス賞を受賞し、今、注目の監督作、必見です。

(Report:Yasuhiro Togawa)