「第4回沖縄国際映画祭」最終日の3月31日(土)、桜坂劇場イベント桜坂映画大学にて、「ベルセルク大好き芸人と学ぶ男の美学」と題して映画『ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵』の舞台挨拶が行われ、本編で声優を務めたケンドーコバヤシをはじめ、バッファロー吾郎、2700、ジャングルポケットの3組に加え、特別ゲストとして本作の窪岡俊之監督が登壇しました。

■日時:3月31日(土) 
■会場:桜坂劇場【ホールA】  (沖縄県那覇市牧志3-6-10)
登壇者 バッファロー吾郎(バッファロー吾郎A、竹若元博)、ケンドーコバヤシ、
2700(八十島、ツネ)、ジャングルポケット(武山浩三、斉藤慎二、太田博久)、窪岡俊之監督

<上映前舞台挨拶>
飛行機の遅延により、ケンドーコバヤシの到着が遅れ、舞台挨拶の開始時間が遅れるというハプニングがありながらも、壇上にはバッファロー吾郎、ケンドーコバヤシ、2700、ジャングルポケットが登場。
ケンドーコバヤシは、MCのバッファロー吾郎・竹若から本作で声優(30人斬りのバズーソ役)をつとめた感想を聞かれると「デパートの西友ですか。興味ないです。声優といったら野沢雅子さんしか知りません」と意味不明のボケを返し、場内は爆笑の渦に。
2700の八十島は、テレビ番組の企画で『ベルセルク』黄金時代篇3部作の特別広報官に任命されたことを聞かれると、「コンビニに置いてある原作本を人目につきやすいように右、左と並べ替えています。」と、おなじみの持ちネタを披露。

そして、今回特別講師として招かれた窪岡監督が登壇すると、ケンドーコバヤシがすかさず「控室にヤクザがいると思っていたら、監督だったんですね。」コメントすると、再び場内に大きな笑いが起こった。
2700・ツネは、声優を務めることになっている第三部でいい役を得るため、窪岡監督に向け、R−1ぐらんぷりでも披露したアナゴさんネタでアピールするも場内失笑。
最後に、窪岡監督から、今回の黄金時代篇3部作のレクチャーを受け、いよいよ生オーディオコメンタリーに突入。

<生オーディオコメンタリー>
監督や芸人らが解説やコメントしながら映画を鑑賞する生オーディオコメンタリー。ケンドーコバヤシは自らが演じたバズーソが主人公のガッツに斬られるシーンで、「このシーンのアフレコをした後、病院に行きました」とコメントし場内の笑いを誘った。バッファロー吾郎・竹若は、映画のワンシーンと原作との細かな違いを指摘し、それを聞いた窪岡監督も「本当によく知ってますね」と感心しきり。
また、窪岡監督は、「『ベルセルク』の世界は、中世ヨーロッパをベースに構築されているので、当時の時代背景を考察し、甲冑などの劇中衣装は着装法など徹底的にこだわった」と解説。また西洋剣術についても、「『ベルセルク』の世界のファンタジー性を残しながら、構え、足さばきに至るまで表現すべく中世西洋剣術講師に指導依頼した』など制作秘話にふれると、ベルセルク大好き芸人をはじめ場内中に感心のどよめきが起こった。

<上映後舞台挨拶>
観終えたばかりで興奮冷めやらぬ上映後の舞台挨拶では、窪岡監督が次回作の予告編映像を観た一同から、「主人公ガッツの「百人斬り」のシーンや、グリフィスとシャルロットとのセックスシーン、グリフィスへの激しい拷問シーンなど、『ベルセルク』のエロス&バイオレンスを原作に忠実に描くのか?」と疑問を投げかけられると「まったく逃げてません」と堂々の宣言。また、ケンドーコバヤシから、映像不可能と言われた“蝕”と呼ばれるクライマックスシーンについての期待が語られると、窪岡監督は「本当に大変ですが、すごくいいものになると思いいます。期待してください」と力強く語り、イベントは締めくくられた。