昭和の文豪・井上靖の自伝的小説が、『クライマーズ・ハイ』の原田眞人監督により映画化。役所広司、樹木希林、宮崎あおい他、日本を代表する実力派俳優の豪華競演が実現しました。

井上靖の故郷である伊豆・湯ヶ島など日本の美しい風景を舞台に、親子の絆と愛を描いた本作は、海外でも絶賛され、第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリに輝きました。
人と人との絆の大切さを知った今の時代にこそふさわしい、希望に満ちた普遍の愛の物語です。

そしてこの度、本作の完成披露舞台挨拶が丸の内ピカデリー1にて行われ、役所広司、樹木希林、宮崎あおい、ミムラ、菊池亜希子、そして原田眞人監督と豪華なキャスト・スタッフが勢揃いいたしました。

【日時】3月19日(月)18:45〜
【場所】丸の内ピカデリー1
(千代田区有楽町2-5-1有楽町マリオン9F)
【登壇者】役所広司、樹木希林、宮崎あおい、ミムラ、菊池亜希子、原田眞人監督

●原田眞人監督:
やっと完成披露まで漕ぎ着けました。今日は、正真正銘、デジタル版としては初めての上映です。この作品は色々な方の協力なくしてはできませんでした。
特に、今日も2階席にいらっしゃっていますが、井上靖さんのご家族の皆様には、ご自宅や別荘も撮影で使わせていただきましたので、本当に感謝しています。ありがとうございました。

●役所広司さん:
原田監督の元に集まった、刺激的で可愛い母と、出来の良い可愛い娘たち3人に囲まれて、とても幸せな撮影でした。皆さん、今日は楽しんでください。

●樹木希林さん:
可愛い母をやらせていただきました。
どれだけ憎らしいかご覧になってください(笑)。

●宮崎あおい:
私は、初号を観た後に、なんて素敵な日本映画を観られたんだろうと幸せな気持ちになりました。今、なかなか観ることが出来ない、素敵な映画が出来上がったと思いますので、皆さんゆったりと楽しんで帰ってください。
よろしくお願いいたします。

●ミムラさん:
私もこの作品に参加できて嬉しかったですし、観終わったあと、「こんなに良い作品に参加できて、本当に幸せ者だな」と思いました。
また、撮影しながら「家族って何だろう?」というのを改めて考えました。

普段身近にいる分、分かりづらい部分もあると思っていたので、家族について改めて考え直す機会にもなり、自分の中でも記憶に残る作品になりました。皆さん楽しんでいってください。

●菊池亜希子さん:
私事ですが、昨年祖母を亡くしたので、私の人生でも凄く大事に思える作品になり、参加できたことは私にとって本当に大きなことになりました。
(撮影では)本当に皆さんに守っていただいたなと思っています。
ありがとうございました。