アメリカ大統領予備選挙を舞台に、叡智を結集した究極の心理戦、更にその裏側に潜む不正や、知られざる陰謀・裏取引をスキャンダラスかつスリリングに描く映画『スーパー・チューズデー 〜席義を売った日』。
本作は、実際にアメリカ大統領選挙予備選のスタッフとして働いたボー・ウィリモンが“事実に基づいて描いた”リアルなサスペンスドラマとしても話題を呼んでいます!

この度、同作の3月31日(土)の日本公開に先立ち、元国会議員にして、正義を売った男?!杉村太蔵さんが、「若い人にも政治(選挙)に興味を持ってもらいたい!」という熱意から、映画の“PRプレジデント”に就任いただく運びとなりました。

若くして国会議員となり、日本の選挙・政界を知り尽くした杉村太蔵さんが、日本の将来を担う学生たちに所信表明と題し、“政治を盛り上げるためにも観るべき1本”として映画の魅力を大学生にPR。
また、映画と政治の話だけではなく、なんでもありの大学生からのガチな質問に答えるなど、大いに盛り上がりました。

≪杉村太蔵 PRプレジデント 就任イベント概要≫

■ 日時:3月22日(木)15:00〜
■ ゲスト:杉村太蔵さん (32歳)
■ 場所:アキバシアター
(千代田区神田練堀塀町3 富士ソフト秋葉原ビル2F)
■MC:mic(ミック)

<所信表明>

●杉村太蔵さん:
こんにちは、杉村太蔵です。
前回のオバマ大統領の選挙の際の原動力ですが、どの層が一番影響したかというと皆さんの世代なんですよ。
皆さんの世代の方々が非常に熱心に動いたことで、オバマ大統領が誕生したんです。そうやって、今回も熾烈な予備選挙をやってます。

そして、皆さん実際に今映画をご覧になったかと思うのですが、実際に選挙で、ああいったことが起こるのか気になりますよね?

日本の場合は、ああいったこともありますから(笑)。
あんなに可愛いインターンはいないですけど(笑)!
ただ、スティーヴン(ライアン・ゴズリング)のような非常に優秀な選挙スタッフというのは、どこの政治事務所も確保していて、必ずいるんですよ。そこで、引き抜きも実際にありますし、情報戦もあります。

私が経験した実際の選挙での話なんですが、ちょうど皆さんくらいの世代の学生さんが、「是非応援したい!ボランティアをやらせて下さい!」と来たことがあって、手伝ってもらってたんですね。
本当に一生懸命に働いてくれてたんですが、何故かどんどんこちらの情報が漏れていくんですよ(笑)。「何でこっちの動き分かるんだ?」と思って、選挙事務所内を見回して、いつから情報が漏れ出したのかというのを調べたところ、そのインターンの子が相手陣営のスパイだったんですよね。

そこで、「君は良くがんばってるね。頑張ってるから、実は極秘プロジェクトがあって、明日の午後1時に麻生外務大臣が秋葉原に来ることになってる。情報解禁が11時で、極秘プロジェクトだから、誰にも言うな。」と嘘の情報を伝えたら、その子はバーッと走って出ていって、「誰にも言いません!」と言いながら、メールを打ってるんですよ。
結局、麻生さんは新宿に現れたんですが、インターンの子は秋葉原で、朝から一生懸命、麻生大臣用のおしぼりを用意してたという…。
その程度のことはいっぱいあるんですよ(笑)。

選挙は本当に面白いですよ。
皆さんも、この作品のアメリカの大統領予備選を通して、知って欲しいですね。20歳を過ぎたら政治活動が出来るので、本当に、一生に一度でいいので、勉強のつもりで選挙活動に是非参加してみて下さい。

そして、その事務所のスタッフをやってみて下さい。
よく当選すると、候補者もスタッフも泣いてる映像がテレビで流れますよね。あれを見て皆さん引くかもしれないですが、実際に2週間の間、延々と街頭演説などをやってると、感極まってしまうんですよ。

是非この映画をきっかけに、改めて皆さんには政治に関心を持ってほしいです。知り合いにも「面白いよ」というのを宣伝してほしいと思います。

そこで、今日は僕が大統領になった際の公約をお伝えしましょう!
私が大統領になったら、学費を全部無料にします!授業料がタダです!
今日本には、学生さんが約450万人います。
その学費を国が全部負担します。ただ、その代わりに皆さんには東北の瓦礫の撤去をやってほしいです。また、雪害が今年は本当に大変でした。お年寄りはなかなか雪下ろしができないので、そういった方々の手伝いなど、社会奉仕活動をやってほしいと思います。

この政策って聞いたことないですか?
この映画をもう1回観てくれたら、今私が言った政策が分かると思うので、是非もう1度映画を観てみてください。