本日、映画『シグナル〜月曜日のルカ〜』(6/9より公開)の完成披露試写会が開催されました。初演技にして、初主演をつとめた三根梓さんが初めての公の舞台に立ち、共演者である西島隆弘さん、高良健吾さんらと、舞台挨拶を行いました。三根さんは「何を話そうか色々と考えてきたけれど、正直、今は頭の中が真っ白です」と初々しく話ながらも、「初めてのことばかりで右も左もわからなかったですが、あの時点でだせる力を最大限出し切って、ルカという女の子を演じきれた達成感があります」と堂々語りました。共演した西島さんからも「三根さんの初々しくかわいらしい姿がしっかりと描かれていたと思います」と太鼓判。また、西島さん、高良さんからは、三根さんの女優としての門出を祝って、サプライズで花束を贈呈し、終始笑顔にあふれた舞台挨拶となりました。

■日時: 3月15日(木)
■会場: スペースFS汐留 (港区東新橋1-1-16 汐留FSビル3F)
■登壇者:三根梓さん、西島隆弘さん(AAA)、高良健吾さん、白石隼也さん、谷口正晃監督

●三根梓さんへ:すべてが初めてのことばかりでしたが、今の心境はいかがですか? 
こんなにたくさんの方々の前に立つのは生まれて初めてのことなのでとても緊張しています。話すことをたくさん考えてきたのですが、今は頭が真っ白です。右も左もわからない状態でしたが、あたたかな監督、スタッフ、キャストの方々に、ひとつひとつ丁寧にご指導していただけたおかげで、私は「杉本ルカ」という人物を最後まで演じきることができました。技術的な面でまだまだ足りない部分はあると思うのですが、あの時点での力を出し切ったと思うので、達成感があります。

●西島さんへ:今回の役を演じられていかがでしたか?
今回僕が演じさせて頂いた「恵介」という役は、自分のエゴをだせなかったり、人の言葉に惑わされてしまったりする、僕とは全く真逆の人物でした。僕はぐいぐい前へ進んでいくタイプだったので、監督とも役柄について何度も話し合いを重ねました。でも、今回はそんなことよりも、三根さんがこの場に立っていることが嬉しい気持ちがいっぱいです。とてもかわいらしく、初々しい三根さんの純粋な姿にニヤニヤしてしまいました。はじめての作品というのは二度と来ないので、三根さんにとってもこの映画はとても大切な作品になったと思います。

●白石隼也さんへ:西島さんとの兄弟役(白石さんは弟役)を演じてみていかがでしたか?
僕が演じた役は、西島さんが演じた兄・恵介とは真逆のタイプで、いいたいことをはっきり言うという性格でした。僕自身も恵介と同年齢くらいの兄がいるので、その距離感を意識して演じました。西島さんはとてもフランクに接してくださって、とても演じやすかったです。

●高良健吾さんへ:ルカの過去を知る男として、とてもミステリアスな役柄でしたが、いかがでしたか?
とても緊張しましたが、三根さんも緊張されていたので、「やつた!」と思いましたね(笑)先ほど、三根さんが、技術的な部分で足りていないところがある、とおっしゃっておりましたが、今の三根梓さんだからこそ演じられる「ルカ」という姿がしっかりとスクリーンに焼き付いていたと思います。精一杯演じていた姿を現場で見ていたので、出来上がった作品を観て、とても嬉しく思いましたね。 

●監督へ:撮影現場について、 
新潟と長野にある、築100年以上の古い名画座を舞台選びました。ロケならではの雰囲気などはしっかり描けたと思います。はじめての女優さんを演出することはとてもやりがいがあることでもあり、とても難しいことでもあますが、三根さんと何度も役柄について話し合いながら進められたので、とても充実した現場でした。 

●三根梓さんより、ご来場の皆様へ最後の一言
私が皆様にこうして映画をご覧いただくまでに、支えてくださった、たくさんの方々への感謝の気持ちでいっぱいです。皆様がご覧になった後、心が温かくなるような素敵な作品になっているので、最後までお楽しみいただけますと幸いです。本日はありがとうございました。