2012年1月28日(土)公開に先立ちまして、本作の舞台となった沖縄にて特別試写会を行いました。
角川歴彦・角川ホールディングス取締役会長、吉村芳之監督、真鶴(仲間由紀恵)の少女時代を演じた田崎アヤカさんが登壇し、本作や沖縄への熱い想いを語りました。

【『劇場版テンペスト3D』沖縄特別試写会】
■日時:12月8日(木)
■場所:沖縄県那覇市おもろまちのシネマQ
■登壇者:吉村芳之監督、田崎アヤカ、角川歴彦(角川ホールディングス取締役会長 本作の企画)

角川歴彦会長の挨拶後、吉村監督が3月11日の東日本大震災について触れ、さらに、ヒガリノ さんや二階堂ふみさんと同じく「沖縄美少女図鑑 」出身で、沖縄発の大型新人女優として期待される田崎アヤカさんは、「第2の仲間由紀恵さんになれるように」という監督のコメントに対し「がんばります!!」と笑顔で応えました。

また、上映後には初3D作品として本作をご覧いただいたオバァ役の沖縄女優、平良とみさんからも絶賛のコメントをいただきました。

【舞台挨拶コメント】

吉村芳之監督:
僕は大学1年生の夏休みに沖縄に来て以来、完全にハマり何度も来ています。
「テンペスト」という素晴らしい原作をいただき、思いきり、明るく楽しくドラマに挑戦できました。

3月11日の大震災の日には、こういう時だからこそこの作品が必要なんじゃないかと、現場の人間たちは力を尽くしました。
僕が大河ドラマ「琉球の風」の演出をやったとき、副題に“ドラゴンスピリット”という名前をつけたんです。
琉球文化の心、精神が、龍のように強いという意味でつけたのですが、本作で3Dがいちばん効果的なのは、その龍が飛び出してくるところです。

今、本当に元気をなくしている日本を元気にしていただきたい。
琉球のみなさんに元気にしていただきたい、という僕らの心がこもっていると思ってください。

来年は辰年で言わば琉球の歳です!
南から北のみなさんを応援していただきたいと思っております。

田崎アヤカさん:
自分の育った沖縄が舞台の素晴らしい作品に出演できたことを、すごくうれしく思っております。

仲間由紀恵さんとは、衣装合わせの時に会って、すごく優しい雰囲気で、丁寧に話しかけてくれました。そのあとのリハーサルでは、仲間さんの少女時代をどのように演じたらよいかと、仲間さんの演技をずっと見ていました。
とても尊敬している日本を代表する女優さんのそばで演技ができて、とても良い体験でした。

実写映画の3Dは初体験だったのですが、何よりも驚いたのが“龍”が出てくる部分と“光”の部分です。
龍のシーンは飛び出してくる龍を思わずつかみそうになりました(笑)。
映像がきれいで、ストーリーの面白さでも引き込まれる、いろいろな面で楽しめる映画です。

【試写後の感想コメント】

平良とみさん:
いろいろ映画がある中で、この作品は沖縄人のしたたかさが出ている映画だと思います。
こうした作品に出演できると、役者をしていてよかったなと思います。
3DだとTVドラマのときとは、また違った迫力がありすごいですね。
龍が私のところに本当に迫ってくる感じ。
私は辰年の年女ですし、辰年の2012年にこの映画が公開になることも楽しみです。