ハリウッドを代表する大ヒットメーカー、スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが、ヒュー・ジャックマンを主演に迎えて贈る、感動のアクション・エンターテインメント「リアル・スティール」。ロボット格闘技の世界を舞台に、人生に挫折した男の再起のドラマと、父と息子とのかけがえのない絆を描いた、お正月映画の中で唯一の感動大作として注目されている本作で、主人公と10年ぶりに再会し反発しながらも次第に絆を深めていく息子役を熱演した子役ダコタ・ゴヨと、監督のショーン・レヴィが来日し、記者会見を行いました。
スピルバーグ自らが「奇跡の子役だ!」と本作の重要な息子役に選ばれたダコダ・ゴヨ。全米が注目するこの天才子役が出席した会見には、ムービーカメラ42台、スチールカメラ74人、記者252人のマスコミが集合し会場を埋め尽くす中、ダコタ・ゴヨ君とショーン・レヴィ監督が登場。まずショーン・レヴィ監督は、「日本に来られて興奮しています。この映画は特に日本の人には受け入れられると思います。」と挨拶。続いてダコタ君は、スチールカメラのフラッシュの嵐の中、堂々と笑顔で「(日本語で)こんにちは!」「皆さん、この映画楽しんでいただけたと思います。今日はたくさんの方々にお越しいただきありがとうございます」と挨拶した。その後、二人は記者からの質問に真摯に答え、本作への熱い思いを語った。

また、日本中で最も有名な大人気子役の芦田愛菜ちゃんが花束ゲストとして登場!! “日米の天才子役、夢の初対面(競演)”が実現しました。作品のテーマである“絆”という花言葉を持つお花で作られたブーケを2人に渡し、今日のために一生懸命覚えた英語で「ナイストゥーミーチュー!マイネーム・イズ マナ・アシダ」と挨拶をし「映画とっても楽しかったです!映画の最後のほうは、私も一緒に闘っているような気持でした。」と作品の感想を述べると、監督はなんと「『リアル・スティール』の続編ができたらぜひ愛菜ちゃんに出演していただきたい!」と、突然の出演オファー!!愛菜ちゃんも「はい!」と元気よく応える一幕もあり、天才子役同士の初対面と共に、ハリウッド映画進出か!? と今後のさらなる活躍を期待させる対面となりました。

●日程:11月30日(水) 
●記者会見:14:15開始予定
●会場:ザ・リッツ・カールトン東京  2Fグランドボールルーム(東京都港区赤坂9-7-1東京ミッドタウン)
●出席者:ダコタ・ゴヨ(マックス・ケントン役/子役/12歳)、ショーン・レヴィ(監督)
●花束ゲスト:芦田愛菜
●マスコミ来場者:ムービーカメラ  42台/スチールカメラ   74人/記者  252人

<記者会見の質疑応答> *Q.質問  A.回答

ダコタ・ゴヨ
Q.出演が決まった時の気持ちとお気に入りのシーンは?
A.役をいただいた時は、家族とキッチンでディナー中だったのですが、椅子から転げ落ちるくらい嬉しかったです。スピルバーグ作品に出演できて喜ばない人はいないと思います。お気に入りのシーンは、モーテルの前でATOMとダンスをしているシーンと、ATOMの汚れを洗っているシーン。闘うロボットというだけではないことに気づく大事な部分なので気に入っています。

Q.大切にしている絆は?
A.一番は家族です。学校などでいろいろあったときも、支えてくれる大切な絆です。

Q.日本にもファンへのメッセージ
A.日本にもファンが入れくれるのはとても素晴らしいです。僕自身、titterやFacebookなどやっているし、ファンの皆さんを大切にしています!

Q.日本の印象は?
A.東京に来て、いろんな場所や、素敵な人たちに会えて素晴らしかったです。東京ディズニーランドやディズニーシーに行けたし、ランぺイジ・ジャクソンに会えました。素晴らしかったし、夢が叶いました。

Q.この作品の撮影に向けて準備したことは?
A.ダンスシーンに関しては、振付師について、1週間、1日2時間ダンスのレッスンをしました。自分ができないと思った動きも習ったし、とても楽しく、実は今でもやっています。そのほかの準備は、撮影に入る前に、脚本を3回通しで読み、ヒュー・ジャックマンと監督と互いに仲良くなるよう心がけ、楽しい時間を過ごしました。

Q.ヒュー・ジャックマンの印象は?目標にする人は?
A.ヒューは素晴らしい人で、ナイスガイでした。会ってみても素晴らしくやさしい人でした。彼は僕のあこがれの人です。「ウヴァリン」で好きになりました。ヒュー以外にはジョニー・デップさんやレオナルド・ディカプリオさんも目標です。

ショーン・レヴィ監督
Q.ヒュー・ジャックマン起用の理由
A.彼は良い肉体をしているので、元ボクサー役も納得できます。また、誰もが好きになる魅力を持った人で、ダメな父親役でも見る人を共感させる魅力があります。

Q.こだわった映像は?
A.大作のスケール感を出すことと、視覚的なスペクタクルにこだわりました。でも一番はハートの部分。本作のユニークさは、ハートの部分と、魂の部分。なので、父親と息子の絆にこだわりました。

Q.ロボットの撮影はどのようにおこないましたか?
A.どのシーンがCGで、そのシーンが本物のロボットを使っているか。分らないようにしたかった。ダコタとATOMとのシーンは、本物のリモコンで動くロボットを使っています。闘いのシーンは、「アバター」でジェームズ・キャメロンが開発したモーションキャプチャー技術を使っています。

Q.ダコタを起用した決め手は?
A.何人か最終候補に残っていた人をスピルバーグに見てもらい、「演技だけではない、特別な、観ていて応援したくなるような、心を鷲掴みにされるようなリアルさがほしい」という要望があり、ダコタは、「これだ!」と思うものを見事に持っていました。

Q.日本の印象は?
A.ロボットを研究して、日本はロボット文化があると知りました。本作でキャラやロボットを作る上でこのことに敬意を表しました。

Q.なぜこの時期に絆とテーマにしたのか?なぜ人ではなくロボットにしたのか?
A.1950年代の短編小説をもとにしているのでベースはありましたが、今回は、「人間の限界を超える格闘が見たい」という事からロボット格闘技が発展したという設定に変更しました。
今は技術革新の時代で、twitter やFacebookも、人間とつながりたい。という欲求から出ていると思うので、人の命の質も、人とのつながることだと思います。だから今撮りました。

Q.ダコタとATOMのシーンで印象的だったのは?
A.今回の映画は少年とATOMが要で、ATOMは父と息子も結びつけます。ATOMがダコタの動きをまねするシーンは、
本物のATOMで撮ったのですが、本当にダコタのと同じ動きをしていて、魔法のような印象のシーンだと思います。