会 場:銀座シネパトス
登壇者:佐向 大(『ソラからジェシカ』監督) 五藤利弘(『雪の中のしろうさぎ』監督) 池田千尋(『とんねるらんでぶー』監督)
なだぎ武(ザ・プラン9)(『謝謝OSAKA』出演)陣内智則(『ソラからジェシカ』出演)岩尾 望(フットボールアワー)(『雪の中のしろうさぎ』出演)

 
12月3日、天気は大荒れで冷たい雨が降りしきる中“沖縄国際映画祭”がバックアップし「あなたの町から日本中を元気にする!」をコンセプトに製作された地域発信型映画6作品が東京での公開を迎え、出演者・監督がそれぞれ喜びを語った。

現在何かと話題の大阪府大阪市からの作品で、中国人学生と大阪の人々の交流を描く『謝謝OSAKA』に出演のなだぎ武は「関西の下町を描いた人情味あふれる作品。冒頭には特別ゲストも出演します。寒い中での撮影でしたが、たこ焼き屋の設定でみんなでたこ焼きを作りながらの撮影を楽しみました。アットホームな雰囲気で撮影が進みましたよ」と現場の雰囲気の良さを語ってくれた。

千葉県成田市を舞台に、落花生工場で働く人々と外国人労働者の交流を描く『ソラからジェシカ』に出演の陣内智則は「千葉の成田を舞台にした作品に出演しました。落花生工場で働く寡黙な男を演じたのでほとんどセリフもなかったんですよ。ロケ場所も本当の落花生工場で撮影したので、休憩時間も落花生をいつも持ってきてくれるんですが…それで落花生がちょっと苦手になりました(笑)」と嬉しくも苦い思い出を語ってくれた。

芸術家と雪深い新潟県十日町市の人々との交流を描く『雪の中のしろうさぎ』に出演の岩尾 望は「僕は新潟県十日町市での撮影でした、地元の人が多数出演しているので町の良さと人の良さが出ている作品です。十日町市は雪が魅力で温泉もある所だったんですが、自由時間もなくてあまりで歩けなかったんですよ。唯一、休憩時間に食べた豚しゃぶがすごく美味しかったです」と撮影の大変さと、十日町市の“食”もアピールしていた。
舞台上では各作品の監督たちも撮影時の思い出を語ってくれ、各地域の魅力や協力してくれた地元の人々との思い出を語ってくれた。
佐向監督が撮影中の“ファンキーな宿”のことを語ろうとした際は、すかさず割って入った陣内に話題を奪われてしまう場面や陣内・なだぎの両名が岩尾をイジり倒す場面など役者というより本職の“芸人”の色が濃い舞台挨拶であった。

上映期間は12月3日〜9日までと短いが色濃い作品が楽しめる。
また入場先着10名には各作品のロケ地から届いた“ご当地モノ”の詰め合わせの
プレゼントもあるとのこと、師走の忙しい時期だが銀座に集まる各地域の“元気”をもらいにいくのも
いいかもしれない。

(Report:有城裕一郎)