笑いはとれても恋にはスベりっぱなしの女芸人。クリスマスも正月も誕生日もない。でもやっぱり恋したい!幸せになりたい!第3回沖縄国際映画祭では世界各国から参加した審査員から高い評価を受け、本作のために全く存在しなかった表彰枠が急遽新設された程、高い完成度を誇ります。

映画の公開を迎えるにあたり、出演の黒沢かずこ、コン・テユ、椿鬼奴、光浦靖子、大久保佳代子、イ・テガン、渡辺琢監督が登場致しました。女優陣のモテカワサンタの衣装に対抗し(?)、映画にも出演している森三中の大島美幸がトナカイ、村上知子サンタクロース(♂)の着ぐるみで(!)駆けつけ、豪華登壇者の初日舞台挨拶を行いました。

日時:11月26日(土) 13:30〜14:00
場所:新宿バルト9 シアター8 (新宿区新宿3-1-26)  
登壇者:黒沢かずこ(33)、コン・テユ(29)、椿鬼奴(39)、光浦靖子(40)、大久保佳代子(40)
イ・テガン(25)、大島美幸(31)、村上知子(31)、渡辺琢監督

黒沢かずこ「一作目に比べてボリュームがアップしてしまいました、体の。(笑)冬のシーンが多かったので、顔の周りにぼうしやマフラーなどを巻かせていただいて、小顔に見せました。顔の三分の一しか出てないんですよね(笑)そして、一生懸命可愛く見えるように眼の下にラメを入れたりもしました。テカってるだけなのかなと思いました(笑)
こんなに大きいスクリーンに自分の顔が映るなんて、想像もしたことがなかったです。恥ずかしいので、この人は違う人だと思うようにしながらみました。男の人と女子メンバーと話すときの声のトーンが違うことに初めて気づきました。あ、私結構と男性を意識してしゃべっているんだなと思いました。(笑)」

椿鬼奴「劇中での役はSEX AND THE CITYのサマンサそのものという役でした。出会って次のシーンがベッドインというスタイリッシュな運びかたで、それを実生活でもできたらどんなにいいだろうと思いました。私は人見知りなので、お酒でも入らないと人とまともに話せないですから。お芝居のときも私が飲んでいるビールは全て本物のビールを使わせて頂きました。そうでもしないと仕事が成り立たない!(笑)」

光浦靖子「恋してますか。恋したっていいじゃない。渡辺美里さんの歌を思い出してしまいました。映画と一緒なのは、飲むメンバーが一緒だということ。映画と違う部分は、私たちはスツールには座らない。中に浮いた椅子は落ち着かないので、座敷で飲みますね。あと、基本的に映画のほうが実際よりいいひとですね。実際のほうが悪い人です。」

コン・テユ「本人役で出演されていたので、とてもナチュラルな演技でした。キム・テヒさんばりの透明感、チェ・ジウさんなみの泣きの芝居がありました。普段スイッチ全開の状態しか、テレビで僕達は見れないけど、今回の映画はいつも見られないナチュラルな姿が見れたんじゃないかなと思いました。」

渡辺琢監督「4人とはバラエティでいつもご一緒していたので、この一年しょっちゅう飲みに行っていたんです。そしたらだいたい飲み屋で劇中で出てくるような会話をしていて、ラップ現象が起きると寂しくない、自分一人のために生きるのには限界があるなど本当に夜中につぶやくんですね。それをメモって見ました。実施にはもっとあって、ホルモンバランスが〜とか更年期でひげがはえてきた(黒沢かずこ)とか描き切れないほどの不幸な話がどんよりと繰り広げられていた一年ですね。」

●キスシーンに関して
大久保佳代子「キスという濡れ場を今回担当させて頂きました。皆さんお忘れかと思うのですが、キスってすごく気持ちいいです。是非12月いっぱいキスしてください。
やっぱりお芝居といっても肉体関係なんですよね。気持ちも持って行かれちゃいますよ。最近会っていなかったんですけど、久々に今日会ったら、テガンちゃんかわいいな♥って思っちゃいました(笑)」

イ・テガン「キスシーンの撮影が実は僕の誕生日だったんです。マネージャーさんとコン・テユさんに『これは運命だぞ!』と言われました。実際は大久保さん、キスがとっても下手だったんです。最初撮影したときに僕の顎にあたってしまって、監督に『下手くそ!』って言われてしまいました。(笑)僕からキスをしたのですが、大久保さんがぴくっとして、そこが可愛いなと思っちゃいました。やっぱりキスは肉体関係だから、気持ちが持っていかれちゃいました。(笑)」
大久保「それを無責任に言っているなら、そういうのはやめてもらいたいですね。意外と彼はやり手なんですよ。だから私は好きにならないように我慢してるから、その気がないならそういうの一切やめてもらいたい。

●本作に出演した森三中の大島美幸&村上和子がトナカイとサンタ姿で登場
村上和子「いつもの森三中という感じでリラックスムードで演じました。皆様にその雰囲気が伝わればいいなと思います。」

大島美幸「素晴らしい映画、女優陣、俳優陣、監督、スタッフに恵まれて、私、本当に人生のピークだったんじゃないかと思っています。この場に出させていただいて、そして今回(着ている着ぐるみは、)小堺さんのお下がりを着させていただいてます。ちょっと中でかがめています。膝にきてますね。小堺さんサイズなのでちょっと小さいんですよね。映画御見た方たちの顔がすごくいい。いい映画だったんだろうなとわかりますよ。」

●既婚者のお二人からの恋のアドバイス
村上「結婚が幸せじゃないと黒沢さんは言っていて、そうひとは何の問題もないと思います。だけど恋をしたいと思っているひとはどんどん遊んだほうがいいですね。男性だったらもう誰でもというほどの勢いで!」
大島「体臭には気を付けろ、といいたいですね。4人さんたちの楽屋に入ると、良い匂いで消している奥のほうの部分に臭みがあるんですよね。一瞬、気づかないんですよね。えぐ味というか人生の臭みというか。表面はコーティングされているんですけど、その奥ですよ。口臭とか特にね。いくら歯をみがいても、匂いは消せないですから、あなたたちは。そのマイクももう臭いですよ!本当に臭いには気をつけてください。」

●これから映画をご鑑賞される方たちへメッセージ
黒沢「女性芸人という特殊な仕事なんですけど、女性芸人ってかっこいいなと思っていただけると思います。そして、仕事と友情と恋愛に揺れ動く4人を見ていただけたらなと思います。とっても楽しい幸せなラブコメディです。みなさん見てくださいね!」