本日、11月19日(土)より公開となりました、山田孝之主演『指輪をはめたい』。主演の山田孝之、小西真奈美、真木よう子、池脇千鶴、そして今もっとも注目されています若手女優の二階堂ふみという豪華キャスト陣が登壇し、舞台挨拶を行いました。
客席からは美女たちに囲まれて「羨ましいぞー!」という声が上がるなど、大いに盛り上がり、公開を祝うとともに、満席となった会場にてファンと登壇者により更なる大ヒットを願いました。

■日時:11月19日(土)  14:15〜14:45(30分間) 
■会場:新宿バルト9 スクリーン8 【座席数251席】(新宿区新宿3-1-26新宿三丁目イースル13F)
■登壇者:山田孝之(28)、小西真奈美(33)、真木よう子(29)、池脇千鶴(29)、
二階堂ふみ(17)、岩田ユキ監督(39)

監督:(満席の客席を見て)こんなたくさんの方に集まって頂いて光栄です。

玉山:めんそーれ!東京では出来ない体験をいっぱいできました。東京で過ごしていると身近のいいものを見過ごしてしまうけど、ゆったりとした時間の中だったので身近にある素敵なものをたくさん見つけることができました。

マイコ:この映画に出演して、幸せって身近にあると感じました。まわりのみんなを大事にしたいと思いました。

勝地:生まれた町、家族を大事にしたいと思いました。

尚玄:朝からみんな来てくれてありがとう。この作品は地元沖縄の映画なので思い入れのある作品です。

白石:心がウキウキしたり、あったかい気持ち、笑顔にさせてくれる作品だと思います。

宮川:見てもらってわかるとおり、みんな仲が良くて、現場もとても楽しかったですよ。
   来年のアカデミー賞は、「おくりびと」に続きこの映画が絶対とります!

沢村:沖縄楽しかったです。スタッフの何名かは、居酒屋出禁になったんですよ。それくらい楽しくやってました。

YUKA:2人のピュアな気持ちに寄り添って詩を書きました。

柾:原作と脚本に込められた深い部分を曲にしました。

MC:昨年撮影が行われまして、そしてついに初日を迎えました。まずは初日おめでとうございます。
山田:ありがとうございます。

MC:色々なプロモーションの中でも男性に見て欲しいとおっしゃっていましたよね。お客さんを見ると男性も結構多いですね。
山田:そうですね、本当に嬉しいです。アピールした甲斐がありました(笑)

MC:どんなところを特に男性には注目してもらいたいな、楽しめるんじゃないかなっと思いましたか?
山田:映画はファンタジックなイメージになっていますが、元々の原作者が男性ですし、
男が結婚するにあたって、実はどういうことを考えてるのか、そういうところが読んでみてすごく面白く、
男性には共感してもらえるところが多いと思いました。男性にこそ見てもらいたいなと思って頑張ってました(笑)

MC:輝彦は一見草食男子っぽいですが、記憶を失くしているのに女の子3人と付き合ったり、意外と肉食な輝彦ですよね。最近流行のロールキャベツってことですよね?
山田:何ですかロールキャベツって(笑)

MC:周りが草食で中身が肉食っていう
山田:はぁ〜(笑)全然知らないです、どんどんそういう言葉が出るんですね(笑)

MC:輝彦についてはどんなところが男性として共感できますか?
山田:今まで取材を受けたりしている中で、男性記者に逆に質問で返したりしたのですが、
男は一度は結婚することを考えた時に、どういう基準で女性を見てるかとか、どうやって女性を選べばいいんだろうとか、
浅はかなんですが、男はそこは一度は通る道って聞いたので、そこが楽しめるところなんじゃないかなと思います。

MC:続きまして小西さんにお話を伺いたいと思います。今回仕事も頑張っている才女で、
輝彦に関することになると、いつものペースが乱される、みたいな可愛いらしさをもある役どころですが、智恵役をどう演じていかれましたか?
小西:最初に脚本を読ませていただいた時に、パッと見はなんでもパーフェクトにこなせる感じがするんですけど、
でも実は内側には情熱を持っていて、猪突猛進に突っ走っていて、そこがすごく人間くさくて可愛らしいなと思うところもあって、そう人間らしく出せればいいなと思いました。

MC:特にこういうところを注目すれば楽しめるようなポイントはありますか?
小西:どこかなー(笑)後半に向けてそれぞれの女性の存在が明らかになった時に・・・どこまで言っていいのかな(笑)
こういうことがあります!(※パンチをするアクション)
その最中に一瞬で皆さん気づかないかもしれないですけどアクションもしています(笑)楽しんでください。

MC:真木さんは今までに演じているキャラとは違う、ツインテールの髪型にセクシーでチャーミングな衣装に身を包んでいましたが、めぐみ役を演じてみていかがでしたか?
真木:そうですね、まずこの役を逃したら、もうこういう役っていただけないかもしれないと思って、
それがこの作品に出たいと思った一番の理由です。現場に出ていくまでにどうやろうって色々と考えたんですけど、
あんまり自分の頭の中に凝り固まっていってもそれが正解だとは限らないと思って、
体当たりで現場に行って、あとは監督からもらう演出でめぐみちゃんを作っていこうと思って毎日撮影をしていました。

MC:めぐみちゃんのキャラクターと真木さんを照らし合わせたときに、どこか似ているところはありましたか?
真木:そんなにお二人(智恵と和歌子)程、ストーカーっぽくないところ(笑)
会場:笑
作品を観てもらえれば分かるんですけど、めぐみちゃんはわりとこう見えて控えめな女の子なのでそこらへんかな(笑)

MC:さて、続きまして池脇さんにお話を伺いたいと思います。今回の和歌子さんは携帯電話も持ってないですし、
すごく奥ゆかしくて古風な感じの女性だったわけですが、一方でパペットを創作するなど、芸術センスをもったキャラクターを演じてみていかがでしたか?
池脇:そうですね、子供に全くウケないパペット人形劇を健気に続けているんですが、
とにかく輝彦さんのことが好きで好きでたまらない、それだけに生きているところがあるのかなって思いながらやっていました。
人形劇と輝彦さん、それだけで彼女の人生は作られてると思います。

MC:演じている中でこれはやりがいあったな、面白かったなって思ったところはありましたか?
池脇:人形劇を披露する場面があったのでそこは面白かったです。
どういう声で話そうかなとか、監督が作り上げてきた和歌子をどういう風に伝えていこうかなって楽しさはありました。

MC:続きまして二階堂さんにお話を伺います。スケートリンクの少女ということでスケートも相当頑張ったと思いますが、今回の撮影の現場はいかがでしたか?
二階堂:とにかく撮影がほとんどスケートリンクで、衣装がレオタードなんですけど、
すごく寒いし風を受けるシーンがあってそれもすごく寒いし、段々足が冷えてきて筋肉が硬直しちゃって、現場では思い出すと第一に寒かったなって(笑)
でも岩田監督の、のほほんとした世界観だったり、可愛らしいファンタジックな雰囲気が現場でも流れていたので、すごく楽しかったです。

MC:エミというキャラクターは可愛らしい外見なんだけど、大人びているところがあって山田孝之さん演じる輝彦にもさりげないアドバイスをつぶやいてましたが、そんな彼女を演じてみていかがでしたか?
二階堂:可愛らしすぎてもいけないし、でも逆にセリフひとつひとつに重みがあったので、演じる上でそこは難しかったです。

MC:それでは岩田監督、ついにこうして初日を迎えたわけですがそれぞれのキャラクターがすごく個性的で、このキャストの皆さんを作り上げていったこだわりをお聞かせいただけますか?
監督:そうですね、一人一人に対する思いはほんとにたくさんあるんですけど、この作品を企画してから本日で4年も経ってるんですね。
その間にいろんなものが流行っては廃っている中で、人の持つ原始的な部分は面白いなと思っていて、
たぶん原始時代も男の人はかっこつけたくて、大き目のマンモス挑んでいったりしただろうし、
女たちはその骨で男を挟んで殴り合ったりしただろうし、そういう人間が根本的に持ってる良い格好したいとか嫉妬したりとか、
それでも綺麗な星を見たら明日頑張っちゃおうと思えるとか、そういう人の成長の軌跡みたいなものをちゃんと描きたいなと思っていました。
皆さん漫画チックなキャラクターではあるんですけど、そこを人間くさくて嘘がなく演じてくれる人たちを選んで、結果とてもうまくいってると思います。

MC:映画の中でも3人の彼女がいて、今日も男性ひとり黒一点ですが、撮影中は女性に囲まれて楽しかったですか?
山田:輝彦は曜日で会う彼女を分けていたので、同じく撮影も別々だったのであまり囲まれた感じはしませんでしたね(笑)
客:羨ましいぞーーーっ!!!!!
会場:爆笑
山田:ありがとうございます(笑)