SPEEDの上原多香子主演、後藤幸一監督作品、「恋谷橋La Vallee de l’Amour」の公開初日をむかえました。
後藤幸一監督、主演の上原多香子、主人公に思いを寄せる板前の水上剣星が出席。

三朝温泉での撮影の感想を聞かれ、上原「映画で(主人公)朋子の実家の設定でもある旅館大橋に撮影中泊まらせていただき、旅館の女将さんや仲居さんなどの動きなどを気になって見ることによって、感じたことを撮影で生かせれたと思うので、とてもよい環境で撮影ができました。
クランクインの日では、雨降らしのシーンを撮影したのですが、雨にぬれて、温泉に入って温まって、また、雨にぬれて、温泉に入ってのくりかえしで、贅沢だったと思います。」
SPEEDのメンバーについて聞かれ、「ほかのメンバーは、鳥取に行ったことがないだろうから、4人で行って三朝を案内したいですね!」
と語った。

映画には雨のシーンがたくさん登場することを聞かれ、
水上「この作品は雨がキーワードとなるんですが、撮影初日の日が雨のシーンで、ファーストカットということもあり、上原さんとのコミュニケーションもしっかりとれていなかったのですが、雨に助けられましたね。」

役柄については、
水上「寡黙で頑固な男なんだけれども、実は他の役の誰よりも愛情を持っていて、それが、朋子にだったり、家族にだったり、
町にであったり。自分の気持ちに素直になれないんだけれども、徐々に素直な気持が出てくるところを見てもらいたい。」

映画の見どころについて聞かれ、
監督「朋子と圭太が互いに愛情に徐々に気がついていくあたりを、丁寧に描いたつもりです。心でつながるラブストーリーになったと思います。」

舞台挨拶の終わりには、平井伸治鳥取県知事が登壇し、全国公開に向けて、「震災以降、絆と再生ということが注目を集めているが、この映画のテーマもまさにそこです。映画を見て、三朝温泉にもぜひお越しください。」と映画と鳥取県のアピールをした。

また、この日は、鳥取県の三朝町から「恋谷橋を成功させる会」のみなさんが応援にかけつけ、監督、上原、水上に花束を贈呈した。