原作は幅広い客層に感動をもたらした『アントキノイノチ』(さだまさし著、幻冬舎文庫)。主演は、2010年『告白』『悪人』などに出演し、躍進目覚ましい岡田将生と、『余命1ヶ月の花嫁』での演技が高く評価された榮倉奈々、監督は第61回ベルリン国際映画祭で2冠を遂げた瀬々敬久監督。先日の第35回モントリオール世界映画祭でも革新的で質の高い作品に贈られる“イノベーションアワード”を受賞した話題作です。

そしてこの度、いよいよ公開を9日後に控えた中、本作の杏平とゆきとの恋模様になぞらえ、阪急MEN’S TOKYOや、LUMINE有楽町店の相次ぐオープンで、今、最も熱いスポットとなった有楽町マリオンで、主演2人によるラブレターツリー設置セレモニーが行われました。

■『アントキノイノチ』ラブレターツリー設置セレモニー
【登壇者】岡田将生(22)、榮倉奈々(23)
【場所】有楽町マリオン9F 丸の内ピカデリー劇場前ロビー 
【日時】11月10日(木)16:30〜
【MC】加藤シルビア
【来場者数】マスコミ:80名 / 一般のお客様:100名

<セレモニーイベント>

●MC:
「アントキノイノチ」の公開日がいよいよ来週に迫ってきました。
今のお気持ちはいかがですか?

●岡田将生さん:
やっと、公開されるなという感じです。
公開されるまでがすごく長かったので、早く公開してほしいと思っています。

●榮倉奈々さん:
私もまだ公開してなかったんだという感じがしていました。
でも、今日もこうして皆さんに集まっていただいて、たくさんの人に映画を楽しみにしてもらっているというのはとても嬉しいです。

●MC:
岡田さんにお伺いします。実際演じられてみて、杏平にとって、ゆきはどのような存在だったと思われますか。

●岡田将生さん:
本当に杏平とゆきちゃんが出会ったのは必然的であり、運命であると思いますね。一緒に支えあっていけるような存在だったと思います。

●MC:
榮倉さんにお伺いします。ゆきにとって杏平はどのような存在だったと思われますか。

●榮倉奈々さん:
生き残ってしまったことに罪悪感を持っている2人なのですが、世間と繋がるということに壁を感じていた2人が出会って、また誰かを愛したい、誰かと繋がりたいと思えたのは、本当に運命なんだと思います。

●MC:
さて、お2人の後ろに大きなツリーが置いてありますが、このツリーは「ラブレターツリー」と題しまして、一般の方からの応募しました「『運命の出逢いだ』と思える大切な人へのラブレター」がオーナメントとして飾られています。
いくつかご紹介します。

<20代・女性・会社員>
「あなたと巡り合ったのも運命。そして恋に落ちたのも運命。
生きることの難しさ、生きることの喜びをあなたは教えてくれました。
やっぱりあなたは私の運命の人です。」

<5才・男の子>
「おととい、まなみちゃんとけっこんするってきめたよ。
おばあちゃんにいったら『ダメ』っていわれちゃった。」

<40代・女性・中学校教師>
「4ヵ月後に卒業する君たちへ。
この1年は1人では生きていけないことを実感している。
くったくのない笑顔、何事にも一生懸命取り組む姿。
毎日一緒にいるだけで元気になります。
4月に出会ったばかりだけど、長いこと一緒にいるみたいです。
いつも元気をくれてありがとう。」

●MC:
そして、今日はお2人に一般応募の中から気に入ったものを選んでいただきました。岡田さん、榮倉さん、ご紹介いただけますか?

●岡田将生さん:
手紙:「一緒にいるととても居心地がいいです。これからも一緒に笑って、泣いて、ご飯食べて、頑張って、ずっと一緒にいようね。」

すごく普遍的で、こういう当たり前のことがとても大切だと思うんです。居心地のいい人と一緒にいれたらいいなって思いました。

●榮倉奈々さん:
手紙:「あなたが生まれて言葉に出来ない気持ちになりました。
私の子供に生まれてくれてありがとう。
運命の人です。」

この『アントキノイノチ』は、ゆきちゃんと杏平が出会って、
愛することの大切さに気付くんですが、その2人の繋がりだけではなく、
杏平のお母さんや友人など、そういった繋がりも描かれています。
それで、この手紙は自分の子供へ宛てた手紙なので、本当に、
まさに「運命の人だな」と思って選びました。

●MC:
岡田さん、榮倉さんはラブレターを書いたり、貰ったりしたことはありますか?

●岡田将生さん:
ラブレターというかファンレターはいただきますね。
時間のあるときに見させていただいてるのですが、すごく元気づけられてます。

●榮倉奈々さん:
私もファンの方にいただいた手紙とかを移動中に読んでいます。
いつも勇気付けられますし、感謝しています。

●MC:
そして、今日はなんと一足早いクリスマスということで、岡田さんがサプライズで榮倉さんにプレゼントを用意しているとお聞きしました。

(ここで岡田さんから榮倉さんにサプライズで、劇中のシーンにも登場する観覧車の模型が入ったスノードームがプレゼントされました。この観覧車というのは、杏平とゆき2人のラブストーリーの象徴でもあるという事もあり、岡田さんがこのプレゼントを選んだそうです。)

●岡田将生さん:
今年の2月から一緒にやらせてもらっていますが、榮倉さんにはすごく助けられました。
公開まであと1週間ですが、一緒にやれてよかったです。
また他の作品も一緒にやりたいですし、こうしてこの作品を一緒に盛り上げることができて嬉しかったです。

●MC:
榮倉さん、サプライズのプレゼントでしたが、いかがですか。

●榮倉奈々さん:
ありがとうございます。とても嬉しいです。
映画の撮影も本当に大変だったと思うんです。
でも、こうして映画の宣伝もたくさんさせてもらって、さらに想いも強くなり、全ての想いを100%皆さんに届けようと思って、頑張ってきたのでとても嬉しいです。
ありがとうございました。
(榮倉さんは少し目を潤ませながらお話になりました。)

■ラブレターツリーについて

【設置期間】11月11日(金)〜12月25日(日)
【設置場所】丸の内ピカデリー3 ロビー
(『アントキノイノチ』上映劇場)

白紙のラブレターカードが一緒に置かれておりますので、是非大切な人と『アントキノイノチ』をご覧いただき、その想いをラブレターカードに書き込んでいただくというもの。
また、岡田さん&榮倉さんお2人が『皆さんが運命の人に出会えますように』と手書きで書かれたものが、このラブレターツリーを完成させる最後のオーナメントとなります。