ステキな笑顔に包まれた、
仙台のステキな夜!

先週末に開幕した第24回東京国際映画祭は、「信じよう。映画の力。」を合言葉に質の高い映画を集め六本木を中心に開催しております。今回は、3月の東日本大震災をうけ、復興支援のため、「TIFF ARIGATOプロジェクト」を実施。その一環として、被災された方々を少しでも元気にしたいという目的で東京国際映画祭と仙台市が協力し、被災者の皆さんに贈る特別上映会を実施することとなりました。
特別上映会では今年のTIFF出品作350本超の中から4作品が上映されますが、その内の1本として“1番笑えて、感動できる”との理由から、三谷幸喜監督最新作『ステキな金縛り』が選ばれました。
震災直後から故郷の福島を始め被災地や、首都圏内の避難所などで積極的にボランティア活動を行ってきた西田敏行は、今回の企画にも二つ返事で快諾。監督の三谷幸喜とともに25日(火)18時、会場のMOVIX仙台にて「ステキな金縛り」上映後に舞台挨拶を行いました。
当日は仙台市内各地(仮設住宅からの参加者も含む)から、40〜50代の女性グループを中心に、30〜40代のカップル、10代の女性グループなど幅広いお客様、約280人が来場しました。上映中の場内は爆笑に次ぐ爆笑でしたが、クライマックスでは涙を浮かべるお客様も多数いらっしゃいました。

以下、三谷監督、西田敏行のコメント
三谷監督
本日はありがとうございます。こういう映画なので、みんなに元気を与えられればと、みんなの元気の源になればと思います。(会場の)すみでみなさんを見ていて、反応が良くて嬉しかったです。コメディはみんなで観れば観るほど何倍もおもしろくなるので、映画館でたくさんの人と一緒に観て欲しいと思います。
西田敏行
本日はありがとうございます。みんなでこの映画を観て笑って、復興復旧のモチベーションを上げましょう(場内万雷の拍手)。311以降、東北は大変ですが、宮城が東北を牽引していって欲しいと思います。そして、311以前よりもすばらしい東北になって欲しいと思います。みなさんの熱気を感じて、楽しんで貰えたと確信しています。映画には素晴らしい力があると確信しました。

舞台挨拶終了後、二人が退出時に、大勢のお客様が客席を立ち上がり二人に握手を求めるなど、本当に喜んで頂いた事を実感できる、あたたかい舞台挨拶となりました。

以下、お客様のコメント
「笑いあり、涙あり、久しぶりに笑った。普段あまり笑うことがないので、コメディっていいなと思った」(40代・女性)
「初めて映画館でコメディを観た。くだらないことで笑えた。」(50代・女性)
「とにかく時間を忘れて楽しんだ。西田さんを生で見て魅力的な人だと思った。東北のために来ていただき、頑張りたいと思った。」(30代・女性)
「久しぶりに声を出して笑った。震災以来元気がないが、自信をもって頑張りたい。」(50代・女性)
「笑えて感動もした。暗い気持ちを吹っ飛ばして明日から頑張ろうという気持ちになれる映画だ」
(20代・女性)