近年でもっとも多くの読者を獲得する、人気作家・東野圭吾。ミステリーの巨匠が初めて〝恋愛〟をテーマに執筆したことで話題を呼んだ累計200万部突破のベストセラー「夜明けの街で」が岸谷五朗×深田恭子という豪華カップリングで映画化され、ついに、10月8日(土)より全国にて公開いたしました!!公開初日を記念いたしまして、豪華キャスト&監督による舞台挨拶を実施!!舞台上に上がった、若松節朗監督、岸谷五朗さん、深田恭子さん、萬田久子さん、中村雅俊さんら登壇者とご来場いただいたお客様に、今日の為だけのオリジナルレシピで作られた鮮やかなブルーのカクテルをお配りし、全員で乾杯してお祝いをいたしました!!

■場所: 角川シネマ新宿 (新宿区新宿3-13-3)
■日程: 10月8日(土)10:30〜
■登壇予定者: 岸谷五朗/深田恭子/萬田久子/中村雅俊/若松節朗監督/

●御挨拶

岸谷さん:今日、この場に立てて嬉しいです。この作品には、たくさんのスタッフの力が結集しています。初日を迎えられて、本当に幸せです。

深田さん:初日を迎えられるのを心まちにしていましたが、皆さんがどんな感想を抱くのか、ドキドキしています。是非、楽しんで下さい。

萬田さん:午前中から観る映画じゃないような気はしますが。(笑)東野さんの上質なミステリーに、男と女のラブロマンスが詰まった、これ以上ない作品だと思います。ラブ&ミステリーを楽しんで下さい!

中村さん:この作品に携わった人、全てが最大限の力を発揮している、素晴らしい作品だと思います。楽しんでいただけると嬉しいです。

監督:緊張します…。(笑) 男はバカかもしれないけど、一途で優しい、そんなことを映画を観て感じていただければと思いますが、女性は怖いですからね…。敵にまわすと手ごわいですよ!!

●質疑応答

Q:本作の役を演じてみていかがでしたか?

岸谷さん:普通のラブストーリーだったら、“愛する”ということにどっぷり浸かれますが、今回は愛人と奥さんの間で、自分の愛を天秤にかけなければいけなかった…。二人の女性の間で揺れ動く役を演じるのはすごく辛かったですね。普通のサラリーマンが秋葉というミステリアスな女性に惹かれ、その魅力にはまっていくということを表現することが一番大事だと思ったので、繊細な心の動きや、普通である、ということに気をつけて演じました。

深田さん:男性からみれば、秋葉はミステリアスで素敵な女性に映るのかも知れませんが、実は、不自由恋愛ということや、秋葉という女性に対してはなかなか共感することが出来なかったんです。監督にもたくさん助けていただいたからこそ、秋葉を演じきることが出来ました。

Q:演出で気を付けた所はありますか?

監督:岸谷さんと深田さんが横浜の街で繰り広げるラブストーリー、中村さんと萬田さんによって生み出されていくサスペンス。この映画を観て、もう一度恋をしたい、と思ってもらえるように作りました。

Q:最後に、本作の見所をお聞かせ下さい。

監督:本当に小さなお芝居を丁寧に演じていただきました。繊細な心の動き、微妙な表情の変化など、細かい部分も楽しんでいただけると思います。だんだん、色男になっていく渡部や、妻、有美子がいつ旦那の不倫に気付いたのかなども見応えありです!!

●初日の舞台挨拶で初めて、本作の撮影エピソードを披露した中村さんと萬田さん。役を演じてみての感想を聞かれると、「短いシーンでの表現は大変でした。監督に身も心も任せて演じさせて頂きました。」とコメント。「人を愛するにはエネルギーが必要なこと。」という大人な女性ならではのご意見も。対して中村さんは、「人間の本性は怖いと思いました。瞬間瞬間で出てくる部分が怖くもあり、もろくもあり…そういった内面を面白く描いている作品だと思います。」と本作の見所を語っていただきました。また、「目の前に秋葉のような魅力的な女性が実際にあらわれたら?」という質問に、男性陣はタジタジ。言葉を濁しながらも、岸谷さんは、「家に帰ってドアを開けた瞬間、そんな女性が目の前にいたら思わずもう一度ドアを締めてしまいますね。(笑)」と秋葉に出会い、最初はとまどいながらも、次第にその魅力に惹かれていく渡部のような心情をアピール。中村さんや監督も今までの流暢な会話とは裏腹に、回答に苦戦している様子をみて、深田さんは「楽しそうですね。」と一蹴。さすが、ミステリアスな魅力で渡部を翻弄する秋葉を演じきっただけある深田さんのコメントに、会場は笑いに包まれました。