トロント国際映画祭への出品を皮切りに、続々と海外映画祭の出品が予定されている秋の話題作『スマグラー おまえの未来を運べ』。この度、日本外国特派員協会での作品上映&記者会見実施されました!’09年に陳凱歌(チェン・カイコー)監督の『花の生涯〜梅蘭芳〜』や本年度、ヴェネツィア国際映画祭出品、米国アカデミー賞外国語映画賞の台湾代表の台湾映画『ウォーリアーズ・オブ・ザ・レインボー:セディック・バレ』など、多数の海外作品に出演しており、世界を舞台に活躍している安藤政信が記者会見に登壇!!本作のプロデューサーを務め、本作の原作者でもある真鍋昌平『闇金ウシジマくん』の映画版監督を務めた山口雅俊と共に、4年ぶりの邦画出演となった本作への熱い思いを世界へ向けて発信しました。

日程  10月3日(月)   
場所  日本外国特派員協会(千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館20F)
時間  20:55頃〜 記者会見 
登壇者 安藤政信、山口雅俊プロデューサー 

安藤政信:
記者会見が始まり、報道陣から4年ぶりの日本映画出演や中国人役を演じた点について聞かれると、「石井監督のことを敬愛しているので、やっときたこの映画への出演機会を与えていただき本当に感謝しています。自分の中で代表作だと感じていますし、とても満足しています。」と本作への出演を心から喜んでいる気持ちを披露。また、日本外国特派員協会にての会見らしく、背骨という中国人役を演じるにあたり、砧や河島という日本人役との対峙についてどう思うか、との質問を投げられると、「映画の中では中国人の役を演じていて、日本人と対峙する役ですが、あまり国と国との対比については考えていませんでした。それよりも4年振りの日本映画出演でこういった作品に出演出来たことを誇りに思っています。」とコメント。本作の見所の一つであるアクションシーンについては、「背骨を演じるにあたって、すさまじいアクションシーンを演じきるためにも、壊れない身体を作ってください、。と監督からも言われていました。1カ月程準備したのですが、裸でごまかしのきかないシーンも多く、骨を折るなど、ケガは絶えなかったです。」と撮影秘話も披露しました。最後には、「主人公と同様に、どれだけ苦しくても最後に一筋の光を監督が指してくれる、と信じて演じきりました。背骨を生きよう、と覚悟して背骨と対面したつもりです。背骨にも一筋の光をあてられればと思います。」と本作の公開に向けて、意気込みを語りました。

山口雅俊プロデューサー:
報道陣から、本作に込められたメッセージを聞かれると「本作には、どんなに苦しくて底辺にいても、誰でも自分の意思でやり直せる、そのチャンスがある、というポジティブなメッセージが込められています。ラスト38分は、痛くて思わず目を覆ってしまうようなシーンもありますが、そのシーンを乗り越えると必ず爽快感が待っています。最後に希望の光が差す映画になっていますので、是非、映画館へ観に来て下さい!」と本作への自身をのぞかせました。