『クラッシュ』で第78回アカデミー賞作品賞を受賞したポール・ハギス監督最新作、ラッセル・クロウ主演『スリーデイズ』(9月23日(祝・金)公開)。もしも自分ならと考えさせられる、かつてない本格派タイムリミット・サスペンスがいよいよ公開されます。

本作の主人公に負けず劣らずの良き夫&パパ、スポーツ界からは内藤大助さん、芸能界からは杉浦太陽さん。このお二人による“窮地に追い込まれた時の決断”、“幸せな家庭作りのコツ”について、またご家族の裏話や夫婦仲についても語っていただいたトークショーを開催致しました。

無実の罪で愛する妻が突然逮捕。そのとき夫の下した決断とは…。ポール・ハギス監督、ラッセル・クロウ主演のクライムサスペンス映画『スリーデイズ』の公開記念トークショーに芸能界きっての愛妻家、杉浦太陽さんと、スポーツ界一強きパパ内藤大助さんの二人が登場した。

「もしお二人の奥さんが映画のように逮捕されてしまったら?」と聞かれると、「うちの奥さんは犯罪はしないと思う」と大真面目に内藤さんが答えると、「そんなのみんな思ってるよ!」と杉浦さんがつっこみ、場内は笑いに包まれた。映画ではラッセル・クロウ演じる平凡な夫が、愛する妻のため無謀な脱獄計画を立てるが、元・プロボクシング世界王者の内藤さんは「脱獄は悪いことだからしないよ。奥さんも待っててって言うと思うし、脱獄して迎えに行っても、『何しに来たの?』と言われるとおもうよ。」と至って平和的。杉浦さんも「脱獄はしない方がいい。正当勝負で戦います。でも最後まで信じたいです。」と現実的な回答の中にも妻への愛情を垣間見せた。

結婚12年目の内藤さんと、結婚5年目の杉浦さん。今でも変わらず夫婦仲は良いというが、それにはやはり子供の存在が大きいようだ。杉浦さんは「子供が間に入って両親の手をつないでくれます。今日も朝出掛けるときパパ行っちゃいやだって言われました。食べちゃいたいくらいかわいいですね。」と顔をほころばせ、「妻と二人でデートしたりもする」と仲の良さも加えて話した。しかし子供ができてから妻の辻希美さんはすっかり強くなったようで、家での主導権は完全に妻が握っているとのこと。「出会った頃は違ったんですけどね。子供産んでから変わりました。ご飯食べさせてやお風呂入れてとか妻に言われます。でもその方が家で何やったらいいか分かるから楽でいいですよ。」とどこまでも良き夫良きパパっぷりを披露した。
ウルトラマンをやって今年10周年という杉浦さん。10年ぶりにヒーローショーに子供を連れていったとのこと。「子供達から「ウルトラマン!」「ムサシ隊員—!」という声の中、「パパー!」という娘の声が聞こえ、嬉しかった。ウルトラマンをやっていて改めて良かったな、と思いました。」と語った。

自身の試合を長男に見せたことのある内藤さんは「大きくなるにつれて僕の目の前では照れて言わないけど、遠くからは大きな声で応援してくれる。それを聞いて嬉しかったね。」と心温まる父子のエピソードを語った。「人を殴ったらこれだけ痛いんだって分かるから、息子にもボクシングをさせたい。でもプロにはさせたくないね。だって辛いもん。痛いし。」と内藤ならではの本音も出た。くわえて「息子二人とママの取り合いをしてますよ!おっぱいの取り合いも…」とジョークを飛ばすと、「まだ朝なので!」とMCに止められ会場を沸かせた。

またポスターのラッセル・クロウがサングラスをかけているということで、内藤さんと杉浦さんの二人もサングラスをかけて映画をPRした。二人がポージングをすると会場からはなぜか笑いが。すかさず「なんで笑ってるの?」と内藤が観客に向かって問うと、更に大きな笑いが起きた。

最後に、これから映画を見る観客に向かって内藤さんは「ハラハラドキドキ、最後までどうなるのかなって思いながら見ました。面白かった。期待していいよ!」とメッセージを送った。杉浦さんは「平凡な親子三人の家族に突然起こる事件。セリフの無いシーンも多くて感情移入してしまいます。子供が出てくるシーンが多いんだけど、すごくいい表情をしている。そこも見てもらいたい。」と二児の父親らしい目線のコメントで締めくくった。