映画『天国からのエール』プレミア試写会in沖縄・本部町、ミムラ、ステレオポニーが沖縄県・本部町にサプライズ凱旋!
美ら海水族館で有名な沖縄県・本部町(もとぶちょう)にある、すべてが無料の音楽スタジオ—。それは、小さな弁当屋を営むひとりの男が、自らの余命を知りながら、未来を生きる若者たちへ託した、最後のエールだった・・・。本作は、プロのアーティストを輩出し続ける実在の音楽スタジオ「あじさい音楽村」の創設者で、“ニイニイ”と呼ばれ町の若者たちに慕われた、仲宗根陽(なかそね・ひかる)さんの感動の実話の映画化です。
この度、実際の「あじさい音楽村」の所在地であり映画全編のロケを行った沖縄県北部の本部町で実施される「あじさい音楽村映画化記念イベントinもとぶ」の一環として、出演のミムラ、主題歌を手がけた「あじさい音楽村」の出身であるバンド・ステレオポニー、そして熊澤誓人監督が、サプライズ舞台挨拶に登壇しました!
また、今回渡沖できなかった阿部寛から会場へ電話でメッセージが!最期まで若者達の夢を支えるために生きた“ニイニイ”のメッセージを受け取ってもらうべく上映会に招待された、「あじさい音楽村」のすぐ隣にある本部高校の学生100名へ、“ニイニイ”を演じた阿部寛から熱い“エール”が送られました。さらに、高良文雄本部町長も祝福と激励にかけつけ、沖縄の小さな町の会場は熱気に包まれました!
◆日 程:2011年9月17日(土) 17:10〜17:30 ◆場 所:沖縄県・本部町中央公民館大ホール
◆登壇者:ミムラ、ステレオポニー(主題歌)、熊澤誓人(くまざわまこと)監督
◆スペシャルゲスト:高良文雄(たからふみお)本部町長
11時からの整理券配布に際し、早朝から長蛇の列が出来た。開場すると300人の客席はあっという間に満席になり、映画上映中は、エンディングに向かうにつれすすり泣く音が聞こえた。上映後、映画を観終わったばかりの客席からは拍手が鳴りやまず、MCからミムラ、ステレオポニーのサプライズ登壇が告げられたときは観客から大歓声が上がりました。
MC:映画を観終わったばかりの観客のみなさんへご挨拶をお願いたします。
ミムラ:映画鑑賞後のお客様の表情を観るのは今日が初めてなんですが、楽しんでいただけましたでしょうか?(拍手)本当に良かったです。この作品に参加できたことを本当に嬉しく思います。
ステレオポニーAIMI:私たちステレオポニーにとってニイニイは父のような存在です。そんなニイニイへの曲を作るのは本当に難しくて長い間作ってやめての繰り返しでした。でも今回映画に支えられて背中を押してもらって主題歌「ありがとう」を作ることが出来ました。私たちは最後にニイニイに直接ありがとうを言えませんでした。だからこそ皆さんは大切な人にいつも「ありがとう」といってください。
監督:本日は熱い中上映のために並んでいただく姿を拝見して感動しました。昨年一カ月近く撮影をしてから一年が経ちました。今日本部の皆さんに見ていただいて本当に嬉しいです。この会場で皆さんとこの時間を共有できて僕の人生最高の日になりました。ありがとうございました。
MC:あじさい音楽村で撮影してみていかがでしたか?
監督:実際にこのあじさい音楽村で活動している若い皆さんの姿を観てどうやって映像に表そうかと思いました。あじさい音楽村で皆さんが一つの食卓を囲んでごはんを食べているところをみてこういうシーンを温かく撮りたいと思いました。そういうところで何か感じてもらえればと思います。
ミムラ:撮影中スタッフにとってお弁当はとても大事な問題なんですが、今回はあじさい弁当だったので、本当においしくて休みの度に皆がにこにこしてお弁当の周りに集まってきたのが印象に残っています。あじさい音楽村の温かさはお弁当にも表れていて、このお弁当が若い人たちにも影響を与えたんだろうなと思いました。
MC:(ステレオポニーへ)阿部寛さんをスクリーンで観てどう思いましたか。
ステレオポニー・NOHANA:映画を観て、阿部さんが本当にニイニイに見えました。実際にお会いしたら本当に似てて、またニイニイみたいに怒られるのではとどきどきしました(笑)。眼力(めぢから)のすごさが似ていました。
ステレオポニー・SHIHO:この映画は私たちにとって大切で大きな存在のニイニイの生きた証になると思います。今日こんなにたくさんの人に集まっていただいて、こんなまっすぐで大きな人がいたんだと言うことが皆さんの胸に届いたら、天国のニイニイも私たちも幸せに思います。
ここで、スペシャルゲストとして高良文雄本部町長が登場。監督に花束を手渡した。
MC:(町長へ)映画をご覧になっていかがでしたか?
町長:感想は・・・感動した!映画を観て、夢、希望、絆、の三つの言葉を感じました。
MC:本部町で撮影して、いかがでしたか?
監督:本部町に訪れたときに実際にここで撮りたいと思いました。この町の、皆さんの町を愛しているという感じがすごく良かったです。そんな町と人のバランスが素晴らしい場所だからこそ仲宗根さんのような人もいてあじさい音楽村も生まれたと思います。この町で映画を作れたことを嬉しく思います。ありがとうございました。
町長:本部に生まれて良かった!我が本部町、ばんざい!
ここで、今回舞台挨拶に参加できなかった阿部寛から会場へ電話が繋がると、会場の熱気は最高潮に!
阿部寛:今日はご来場いただきまして、ありがとうございます。とても行きたかったのですが、伺えず本当にすみません。仲宗根さんの熱い思いが伝わればと思っています。
MC;今日は本部高校の生徒さんもたくさん会場にいらっしゃっていますが。
阿部:本部高校の皆さんには撮影のときご協力いただきありがとうございました。ロケをしていたあじさい弁当のすぐ隣に本部高校があったので、撮影の時毎日高校で部活などをして頑張っているのをみて僕も刺激を受けました。みなさん本当に礼儀正しいとおもいました。
MC:最後にご登壇のミムラさん、監督、観客へのメッセージをお願いします。
監督:若い人の夢がときに、ぼくら大人の夢になります。そして、大人の夢がときに若い人の夢にもなります。大人だからしなければ、とか、子供だからできないとか考えず、みなさんのパワーで地球は動いているのだから、夢を持って前に進んでください。
ミムラ:10年前、私も高校生でした。10年経って思うのは、大人の言うことって当ってたんだな、と言うこと。だから、大人のことをもっと信頼して、頑なにならず、大人の言葉をそのまま従わなくても、ちょっとポケットに入れておくと、あとあと役に立つこともあります。10年後の私を信じてください!(笑)
みなさん、頑張ってください!!