切なさと衝撃に満ちた、比類なき極限のヒューマン・サスペンス『スイッチを押すとき』がいよいよ9月17日(土)より公開いたします。
原作は、奇抜な世界観と等身大の若者像の魅力で若い世代に支持される「リアル鬼ごっこ」のベストセラー作家・山田悠介による、もうひとつの代表作です。すでにドラマ化、舞台化されて熱狂と感動を呼んだ同作が、若手実力派・小出恵介と人気上昇中の水沢エレナを主演に迎えて、待望の映画化を果たしました。
自殺装置のスイッチを持たされた10歳の子供たちは、多発する自殺の原因を探るという国家プロジェクトの実験材料とされ監禁生活を送っていた。耐え切れずに多くの子供たちがスイッチを押しゆく中、7年もの間、生き続けた6人がいた。生きようとする若者たち、ひとりひとりの渾身の選択が、心に突き刺さる衝撃作となりました。
本日待望の初日を迎え、本作のキャスト小出恵介・水沢エレナ・佐野和真・真司郎(AAA)・太賀・菅野莉央・中島良監督が登場、初日舞台挨拶を行いました。

『スイッチを押すとき』初日舞台挨拶概要
【日時】9月17日(土) 11:20〜   
【場所】新宿武蔵野館(新宿区新宿3-27-10 武蔵野ビル3階)
【来場ゲスト】小出恵介・水沢エレナ・佐野和真・真司郎(AAA)・太賀・菅野莉央・中島良監督

待望の初日に勢ぞろいした豪華キャストたちが登壇すると、映画を鑑賞したばかりの観客から一斉に歓声と拍手が沸き起こった。
「撮影から1年半位経ちようやく皆さんの前にお披露目する事ができて本当にうれしいです。」(小出)と初日を迎えられた喜びを話し、今回の難しい役柄に関して聞かれると「今までまっとうな役が多かったので、こういう難しい役をやりたくて、台本を頂いて飛びついてやらせて貰いました。演じていて自分でも分からなくなる事もありましたが、思い切ってチャレンジ出来たと思います。」と役者として新境地に立てた事を興奮気味に熱く語った。
そしてW主演のもう一人、水沢も苦労した点について聞かれると「重い設定のため、暗くなりがちだったが、明るい役柄のため笑顔を作るように気を付けました。」と原作 山田悠介独特の世界観を演じる事の難しさを語った。
 撮影前のリハーサルで、私生活でも自殺スイッチを持たされたキャスト陣。「我慢できなくて、(持たされて)3日目位で押しました。押したら2日後にはインフルエンザになりました(笑)」(佐野)また真司郎は「痩せなくてはいけなかったんですが、1週間くらい前に胃腸炎になり、ちょうど痩せたのでそのまま撮影に入りました。」と病人が相次いだという秘話が出ると、「みんなボロボロだね」(小出)と努力を労った。
また、監督と小出が同い年であると司会者から告げられると、二人の見た目の違いから大きなどよめきが起こったが、監督から「ラストシーンも話合いながら撮影をしました」と同い年であるからこそ、作品について語り合いながら撮影が出来た事を明かした。
最後に小出は「去年の冬、過酷な状況の中、台本と向き合う事がヘビーだったが、真正面から戦う事が出来たのではないかと思います。何か一つでも心に残って頂けたら幸いです。」と締めた。