本日『ラビット・ホラー3D』の初日舞台挨拶が行われました。
ジャパニーズホラーを代表する監督・清水崇がメガホンを取り、先日のヴェネチア映画祭では3年連続で出品され喝采を受けた本作。世界からの注目も高く、すでに北米での配給も決定。そのほかにも続々と世界各国から配給のオファーがきており、その数は80カ国に達しています。
ホラーは苦手で日本のホラー作品はほとんど観ないと話した主演の満島ひかりさんでしたが、「この作品にはホラーでなければ描けないようなファンタジー性があった」と出演を決めた理由を明かしました。
現場ではいつも一緒に過ごしていたという満島さんと弟役の澁谷武尊くんはこの日も終始仲の良い雰囲気を披露。「今日は暑い中お越しいただきありがとうございます」と大人顔負けの挨拶を披露した澁谷くんに、満島さんは「人間として本当に素敵な人なんです。大好きです」と熱烈なラブコールを送り、撮影現場での仲の良さをうかがわせていました。清水崇監督が現在ハリウッドで新作を撮影中ということが明かされると、二人は「このままハリウッドまで押しかけて、出演しちゃおうか」と意気込み、会場を沸かせていました。

□日時:9月17日(土)  □場所:シネマート新宿
□登壇者: 満島ひかりさん、澁谷武尊さん

初日を迎えて—
満島さん:今日はありがとうございます。ホラーですが、この作品にしかないファンタジーの要素もたくさんある作品です。魂を震わせて撮りました。いろいろな人の童心に届けばと思っています。
 
完成した作品を観て—
満島さん:本当に大変な現場で、台本通りにいった場面がなかったので完成した作品を観に行くのが怖くて…でもみずみずしい作品に仕上がっていたので、本当に嬉しかったです。
撮影中から感じていましたが、やはり(撮影監督の)クリストファー・ドイルの撮る画は本当に美しくて、演技の最中も、彼が作り出すライティングや映像にたくさん助けられました。
澁谷さん:演じているときはわからなかったけど、3Dで飛び出してきたり、音も加わって自分の出ているシーンがすごく怖くてびっくりしました。実はウサギに追いかけられたり髪の毛に絡めとられたり、アクションみたいなシーンが多かったので大変でした。

撮影現場で印象に残っていることは—
満島さん:よく二人で遊んでいました。澁谷君は本当に素敵な人で、現場が大変でつらい気持ちになっても、武尊くんの顔を見て、よし、私も頑張ろう、と思ってやっていました。

清水監督は今ハリウッドで新作の撮影中とのことですが—
満島さん:現場ではたくさん監督とも話し合いをして、言いたいこともかなり言わせてもらいました。でもすごく映像や音の感覚が優れている監督なので、機会があればぜひもう一度ご一緒させていただきたいです。ホラー作品での出演は…ちょっと難しいですが(笑)
ハリウッドにいらっしゃるなら、これから押しかけて出演させてもらおうかな(笑)