「アントキノイノチ」モントリオール世界映画祭 記者会見の内容に引き続き、プレミア上映会の速報が参りましたのでご報告いたします。

 <プレミア上映会>
【日時】8月19日(金)21:30 ※現地時間(←日本時間20日(土)朝10時30分頃)
【場所】Theatre Maisonneuve (1453席)
【登壇者】岡田将生(22)、榮倉奈々(23)、瀬々敬久監督(51)

プレミア上映会は、若い人たちが多く、上映後は、会場から暖かい拍手が起こり、泣いている観客もいました。
監督・キャストは、観客に囲まれ、映画の感想や感動を直に聞いており、岡田は照れながらも応じ、榮倉は笑顔で「Thank you」と答え、写真などにも対応していました。

登壇者挨拶
瀬々敬久監督
Bonsoir. (ボンソワール 訳:こんばんは)
モントリオールに来れて本当に嬉しいです。この美しい街での上映が世界で最初の上映になります。非常に喜んでいます。
日本という国の、人とのつながりが薄くなってきた社会を背景にして作った映画です。
どうしてそうなってしまったのか、そんな社会で僕たちはこれからどうやって生きていけば良いのか、ということを考えながら作った映画です。ここにいるキャストや、スタッフと一生懸命作りました。僕たちの想いが伝わればと思っています。ありがとうございました。

岡田将生
Merci beaucoup pour aujourd’hui.
Il me fait plaisir de venir au Festival des Films du Monde de Montreal ayant une longue
histoire.
Ce film decrit limportance des liens entre des personnes. Et il me semble que je suis connecte a tout le monde.
J’aimerais revenir a Montreal.
(訳:今日はありがとうございます。歴史あるモントリオール世界映画祭に来ることができて良かったです。この映画では、人と人がつながっていく大切さを描いていますが、今、みなさんとつながれた気がします。またモントリオールに来たいです。)

榮倉奈々
Mesdames et Messieurs, bonsoir. Je m’appelle Nana EIKURA. Je vous remercie de votre presence aujourd’hui.
(訳:みなさん、こんばんは。榮倉奈々です。本日はご来場いただきありがとうございます)
今、日本の人たちが、命や、生きることについて考える機会が多くなっているこの時期に、この映画に出会えて、私はとても幸せです。皆さんにも同じ気持ちになっていただけたら、すごく嬉しいです。ありがとうございます。

平野隆プロデューサー
Thank you for coming today. My name is Takashi Hirano, Producer of this movie.
(訳:今日はお越しいただき、ありがとうございます。この作品のプロデューサーの平野隆です。)
この映画を企画したのは一年以上前なのですが、結果的に今の日本を非常に象徴しているような映画になっていると思います。皆さんもご存知の3月11日の震災によって、何十万の人々が家を失い、愛する人を失って、その後、彼らが瓦礫の中から遺品を必死に探し出す姿を見ると、大変胸が痛みます。そんなときに私たちは、日本人そして日本に向けてある想いをこめてこの映画を作りました。皆さんに観ていただいて、感じていただけたらと思います。映画の最後にはこの2人が演じた役が愛おしくなると思いますので、皆さんもこの2人に注目して映画を見ていただければと思います。今日はありがとうございます。

プレミア上映後 お客様のコメント
>20代男女カップル
Q映画について
男)すばらしかったです。生と死の側面をうまく表現しており、すごくよかったです。
女)今年みた映画の中で一番でした。

>20代男性
Q映画について
まだ感想がまとまりきらないんですけど、すごく力強い映画でした。
Q演技について
演技はよかったと思います。実体験のように感じることができる演技でした。

>20代女性二人
Q映画について
本当に美しい映画だと思いましたが、このような映画はストーリーに圧倒されてまだうまく表現できないものですが、少し時間をかけて考えていきたいと思います。
Q演技について
二人ともの演技、表現力に心が動かされました。みんな泣いていたと思います。私の周りでは泣いているのが聞こえました。

>20代男性
Q映画について
素晴らしい映画で私も泣きました。主演2人の演技も素晴らしかったです。
Q演出について
すごくよかったです。監督が言っていたように、家族の間でさえ連絡を取ることがなくなってしまうこともあり、自分の父さん、お母さん、奥さん、子供と話をすることの大切さを教えてくれました。

以上