2008年…  北米を中心に海外の映画ファンを虜にした、驚愕なゴア・アクション作品『片腕マシンガール』(井口昇監督)と『東京残酷警察』(西村喜廣監督) が海外DVDセールスで驚異的なセールスを記録した。
 その作品を生み出した配給会社とその一団が、さらに作品のテンションを最大限に引き上げた映画を連打するため日本初の本格的海外征服レーベルを立ち上げた! ターゲットは北米を中心にした海外。 アクション、バイオレンス、ホラー、コメディ、そしてLOVE! 世界の映画ファンが観たいと思う日本映画を提供するレーベル軍団。それが、SUSHI TYPHOON だ。

 昨年2010年6月、第9回NYアジア映画祭に『AVN/エイリアンVSニンジャ』が招待されたことを皮切りに、『ヘルドライバー』がスペインのシッチェス映画祭、『極道兵器』がイギリスのテラコッタ・ファー・イースト・フィルム・フェスティバル2011、『デッドボール』がカナダの第16回ファンタジアフェスティバルなど、世界各国100以上の映画祭に招待され続け、7/14〜24で開催される韓国の第15回プチョン国際ファンタスティック映画祭には、この4作品に加え『電人ザボーガー』も招待され、各監督がプチョン入りし舞台挨拶を行いました。
 レーベルに参加している千葉誠治監督、西村喜廣監督、井口昇監督、山口雄大監督、坂口拓監督、そして本プロジェクトを立ち上げた映画プロデューサーの千葉善紀が出席。

KARAの曲で踊りながら水井さん、ふんどし姿の井口監督、赤ん坊の造形物を振り回しながら西村監督登場。そこに千葉Pの忍者が乱入する波乱の幕開け。千葉監督、遅れてロッテシネマでの『デッドボール』舞台挨拶を終えて山口雄大監督と坂口拓さんも登場。

坂口:カムサハムニダ、クリゴ カムサハムニダ (会場笑)
   『デッドボール』直接的には政治ネタはないけど、全員を平等に馬鹿にするって、それが僕たちのモットーで。西村さんも井口さんもそう。千葉さんは馬鹿にしないけどね(会場笑)またいいアクション映画を作って戻ってきます!

西村:『ヘルドライバー』は去年撮影したんですけど、『東京残酷警察』の編集の頃に、「女子高生がゾンビを轢き殺す映画映画を撮れないか」と千葉Pに言われて脚本を書きました。日本の半分がゾンビの国になったら日本の政府ってどうするだろうと考えたとき、日本の政府は曖昧にすることが多いので、すぐに「ゾンビだ」とは言わないんだろうなと思ってこういう脚本になりました。CGはバックボーンの鹿角さんってディレクターがいて、スシタイフーンのCGを全て手掛けています。低予算ですが作品を作ると次の作品で応用してというやり方。クオリティはどんどん上がっていると思います。これからスシタイフーンの作品は続きますので期待して観てやってください。

山口:例えばヘルドライバーで使った血の素材を極道兵器で使ったり協力してやっています。『極道兵器』では、将造が研究室で寝ているシーンは『電人ザボーガー』で使ったものを改造して使ったり、なるべく予算は抑えて、でもクオリティが上がるようみんなで努力しています。僕と坂口君でニューヨークに行ってモントリオールに行ってプチョンに来ました。次はテキサスで、みんなで各国の映画祭を回っているところです。旋風を、台風を巻き起こしたいので、みなさんも恥ずかしがらずにこの名前を広めてくださると嬉しいです。

井口:アイディアは、普段から『ザボーガー』に出てくるようなことしか考えてないんです。なので苦ではないです。お尻から汁が出て人を溶かしたりとか、巨大な女の人の体をバイクで走ったり。そんな妄想しか考えてない。社会的な生活を送れてないんで、インスピレーションしかしてないです。今誰も見たことがないようなゾンビ映画を考えています。また来年のプチョンでお会いしましょう。

千葉:僕は自分が観たい映画を作りたかったので、エイリアンと忍者という好きな題材を2つぶつけました。後、『エイリアンVSプレデター』がつまらなかったんで、それより面白い映画を作りたかったんです。今日『ヘルドライバー』を初めて観たんですよ。あるシーンがすごい面白くて、こういういい映画を観た後にアイディアが浮かびます。なので面白い映画を一緒に観ましょう!次回作は坂口拓さんと一緒にやることになっています

水井:私踊っただけで何もしてないけど、こんな感じで終わります。(会場笑)

千葉P:日本にもこういう面白い映画を作る監督がたくさんいるので、世界中のみんなに観てほしいという思いでレーベルを作りました。知らない間にみんな集まってきてこの顔ぶれになりました。昔から一緒に映画を作ってきた仲間で、みんな揃ったのがゆうばり国際ファンタスティック映画祭以来。韓国の皆さんの前で作品を紹介できて嬉しいです
スシタイフーンのロゴの映像は三池崇監督がアイディアを出したんです。風が吹いて寿司が飛ぶって形がいいって言ってくれたんです。爆発するのはやり過ぎだって言われましたけど。名前は僕が考えて、寿司は日本を代表する言葉だから、日本からやってきたすごいものってイメージでこのタイトルをつけました。三池監督もスシタイフーンで映画を撮ってくれると約束をしています。スシタイフーンの作品を一挙に上映したのはプチョンが初めてです。すばらしい機会を与えてくださって感謝しています。日本は地震で大変で暗いニュースが多いですが、僕らは面白い映画を作って世界の人々に観てもらうことが仕事だと思っています。

7月23日(土)〜8月19日(金) 銀座シネパトスにて4週間限定まつり上映順次全国ロードショー