6月29日(水)、『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』は全米4013館で初日を迎えた。ウィークエンド3日間では9740万ドル、初日からの5日間で1億6212万ドルの成績を上げ、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』を抜いて、今年最高のオープニングとなった。さらにジェームズ・キャメロンが「絶対に見るべき」と太鼓判を押した3Dの稼働率も高く、全興収の6割が3D上映での収入となった。『アバター』の記録をあっさり抜き去るばかりか、『パイレーツ』『カーズ2』ら競合作品を成績も稼働率も上回り、初日からの5日間の累計数字で『アリス・イン・ワンダーランド』『トイ・ストーリー3』を上回り歴代最高の3D作品のオープニングとなった。そして、この週末は独立記念日の週末にあたり、過去に『宇宙戦争』などメガヒット作が公開されてきた。ここでも過去最高の『スパイダーマン2』を上回り、新記録を達成した。
海外の勢いはさらに凄まじく、韓国で2800万ドル、ロシアで2200万ドルを売り上るなど、この週末だけでその成績は2億1000万ドルに達し、海外の3D稼働率は7割に上った。全世界の興行収入は公開5日間で3億7212万ドルとなり、これは、8億3629万ドルの最終成績となった『トランスフォーマー/リベンジ』の45%にあたり、さらに今年公開された全ての映画が全世界で挙げた興行収入で『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』など大ヒット作の成績をあっという間に抜き去り、僅か5日間で第7位にランクされる桁違いのヒットとなっている。

全米公開前日の6月28日には、「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」のアメリカで唯一のプレミアとなるニューヨークプレミアが、タイムズスクエアにのべ2万人の観客を集めて行われた。
新年のカウントダウンでも有名なこの地に長大なレッド・カーペットが設置され、実物大のバンブルビーや、スクリーンで活躍した実際の車も数多くディスプレイされた。監督に加え、キャストも集合し、シャイア・ラブーフ、ロージー・ハンティントン=ホワイトリー、パトリック・デンプシー、ジョン・タトゥーロ、ジョシュ・デュアメル、タイリース・ギブソンらがファンの前に登場。NYの熱狂ぶりをまのあたりにした監督・キャストも、大興奮の様子でファンサービスに応じ、大作の公開にふさわしいイベントとなった。
●マイケル・ベイ
「数多くのプレミアを経験してきたが、NYのプレミアは別格だ」
●シャイア・ラブーフ
「これは今までの中で最高作、ベストの作品だ」
●ロージー・ハンティントン=ホワイトリー
「(明日の封切りを控えて)とてもワクワクしています」
●パトリック・デンプシー
「ベルリンやモスクワでもプレミアに参加したけど、こんなに多くの群衆じゃなかった。NYがいちばん賑やかだね!」