6/30(木)渋谷の映画美学校試写室でドキュメンタリー映画『はだしのゲンが見たヒロシマ』の完成披露試写会が行われ、本作の出演者で漫画「はだしのゲン」の作者である中沢啓治さんと本作の石田優子監督(第一回監督作品)の記者会見が行われた。

中沢さんは「この映画を通じて少しでも戦争のない、核兵器のない方向に進んでいただけたらと思う」と感想を述べられました。また、東日本大震災と福島の原発事故についても「わたしはチェルノブイリにも行って取材したことがあって、原発の危険性については声をあげてきた。原子力は人間が制御できる段階に達していない。自然エネルギーを導入する方向にいくべきた」と述べた。

石田監督「中沢ご夫婦おふたりのご協力と励まして映画を完成することができました。私は4年前から広島での被爆者や戦争体験をされた方の証言を記録してきましたが、その中で中沢さんのお話しをお聞きして、これは特別な体験だと感じて、それを多くの方に知って欲しいと思いまして映画化することになりました」

■石田優子監督作品『はだしのゲンが見たヒロシマ』は8/6(土)〜オーディトリウム渋谷にてモーニングショー
(同時期に土本典昭監督作品『原発切抜帖』もオーディトリウム渋谷にて公開される)